微妙なアタリでも焦らない
一番多いパターンで、アワセをミスると無惨な歯型だけを残して悩ましいのが、イワシを横に食ったときである。ガッガッの後も、クンクンガッガッとアワセに迷うあの例のヤツだ。くわえ直そうと口の開閉を繰り返しているか、口に感じたハリの違和感で吐こうとしているのかは定かではないが、このタイミングでアワせてもなかなかうまくいかないし、かといって待ったところで食い込まずに逃げられることもしばしばだ。さぁ~どうします?

ゆっくりと、2秒でハンドル1回転くらいのスピードで巻き上げていただきたい。送るんじゃなくて、さらに上げてやるのだ。5回も巻かないうちにヒラメは底に戻ろうと反転してくれるので、そのタイミングがアワセ時だ。
大きいストロークでゆっくりとロッドを立てれば、高確率で掛かるハズである。ポンピングせずに中速でタモに誘導すれば、真冬の大仕事の完了なのだ。

100%掛かるのか?と問われれば申し訳ないが、NOだ。だからこそヒラメは釣り人を惹きつけ、100%じゃないからこそアタリを多く出せた人が釣果につながるのだ。
真冬の海に人間ができる小細工なんて1つしかない。イワシ大先生をとにかく長く元気に泳がせる。実は足元のバケツの中ですでに結果が決まっていたりするんである。

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<週刊つりニュース中部版 峯卓/TSURINEWS編>
この記事は『週刊つりニュース中部版』2022年12月2日号に掲載された記事を再編集したものになります。
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