その後の現場検証
同僚を砕いてしまった、そう思った友人でしたが最悪の事態は免れていました。
友人が砕いたのは、生きた人間ではなく、雪山に埋もれていた死体の腕の部分でした。
警察の調査で、その死体から自動車に轢かれた痕跡が見つかりました。
恐らく轢き逃げに遭い、まだ低かった雪山を乗り越えて歩道に戻ろうとした途中に力尽き、その上に雪が積み重なってしまったのだろう・・・との事でした。
友人はホッとしながら、
「あの時悲鳴を上げてくれなかったら、全部砕いてしまってたところだ」
と、同僚に言ったところ、
「あの時に悲鳴を上げたのは、お前だけだぞ?」
との返事が返ってきたそうで、
友人は、その後何度も「からかった」同僚を「趣味が悪い」と言っていました。
おわりに
・・・もしもその「悲鳴」が警告のようなものだったとしたら、死体の損壊を最小限に食い止めた友人は、むしろ感謝されているのではないでしょうか?
友人が今も同じ会社で仕事を続けられている事から、そんな気がするのです。
※画像はイメージです。
提供元・北海道そらマガジン
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