【米国CDCの新型コロナ感染症予防対策】(2022年10月19日アップデート)
1.すべての人の日常生活で推奨される感染症予防対策
a.ブースター接種 b.手洗い c.換気 d.発熱などで感染が疑われた時は検査を受ける e.検査陽性者は、最低5日間は、自主的に自宅などに隔離 f.検査陽性者との接触を避ける
2.リスクが高い人の日常生活で推奨される感染症予防対策 (高齢者や基礎疾患を有する人は、重症化リスクが高い)
すべての人の対策に加えて以下の対策を推奨
a.公共の場で屋内にいる時には、マスクを着用する b.ソーシャルディスタンスを保つ c.混雑した場所を避ける
CDCではソーシャルディスタンスを完全に不要としているわけではありません。高齢者や基礎疾患を有する人の場合は、屋内でのマスクを着用や、ソーシャルディスタンスを保つことが推奨されています。
実際には、米国では高齢者においてもマスクをする人は少なく、ソーシャルディスタンスも保たれていないように見えます。ただし、これは米国民がCDCの推奨を無視している結果であり、CDCが現状を是認しているわけではありません。
また、CDCは現時点でもブースター接種を推奨しています。米国のブースター接種率は低いですが、CDCがブースターを不要としているわけではありません。
なお、今回の論考では感染症予防対策の是非について論じることはしません。ただし、感染症予防対策を米国と比較するのであれば、米国CDCが何を推奨しているのかについて正確に知っておく必要があります。
ネットの論考で疑問を感じた時には、一次情報を確認することが大切です。