目次
いよいよ邸宅の中へ
アフタヌーンティーを楽しむ

いよいよ邸宅の中へ

入口に入るとすぐのスペースは応接スペースになっています。

まるで童話の世界に出てくる洋館!モラー・ヴィラでアフタヌーンティーを
(画像=<応接スペース>、『たびこふれ』より引用)

中に入って内部の装飾の造作の細かさ、質の高さにまず非常に驚きました。モラー・ヴィラは2002年にホテルとしてリニューアルオープンする前は政府機関の事務所として使われていました。ホテルやレストランとして営業する前に大規模改修を行い、その際にこれまでの使用で傷んだ箇所の修繕も行われました。永年適切なメンテナンスが行われていなかったことから、床の多くがシロアリの被害に遭っていたそうですが、元の状態の復元を目指して修復が行われ、現在その姿を見ることができます。

修復を経ているとはいえ、造作の細かさを見ると、原状の復元への強いこだわりが感じられます。

まるで童話の世界に出てくる洋館!モラー・ヴィラでアフタヌーンティーを
(画像=<フローリング>、『たびこふれ』より引用)

床ひとつ取っても、現在の一般の住宅でまずはお目にかかれない複雑な木の組み合わせ方をしたフローリングです!

まるで童話の世界に出てくる洋館!モラー・ヴィラでアフタヌーンティーを
(画像=<窓辺>、『たびこふれ』より引用)

窓辺も手を抜きません。見てください!この造作の細かさ、重厚感。

まるで童話の世界に出てくる洋館!モラー・ヴィラでアフタヌーンティーを
(画像=<窓辺その2>、『たびこふれ』より引用)

こちらは別の窓ですが、細工がほどこされた木がふんだんに使われています。

この邸宅の中、一事が万事このような手をかけにかけた造作にあふれており、圧倒されっぱなしでした。この邸宅の主の富の莫大さをひしひしと感じます・・・。エリック・モラー氏が手掛けた事業の中で主なものは海運業です。そのため、邸宅の外観は豪華客船のようなイメージもあり、内部には船室をイメージした作りになっています。

アフタヌーンティーを楽しむ

現在モラー・ヴィラにはホテルかレストラン利用者のみ中を見ることができます。今回筆者は邸宅内のカフェでアフタヌーンティーを楽しむことにしました。

まるで童話の世界に出てくる洋館!モラー・ヴィラでアフタヌーンティーを
(画像=<モラー・ヴィラで提供されるアフタヌーンティ(2人分)>、『たびこふれ』より引用)

提供されるのは英国式アフタヌーンティということで、3段のケーキスタンドで運ばれてきます。下の段からいただきます。いろどりが綺麗で見た目が豪華。友人と「わぁ~」と声をあげてしまいました。味もとてもおいしかったです。上段のケーキを食べ終わるころはお腹もかなり満腹になりました。

まるで童話の世界に出てくる洋館!モラー・ヴィラでアフタヌーンティーを
(画像=<羅針盤があしらわれたカップとソーサー>、『たびこふれ』より引用)

紅茶は銀のポットで出されます。お湯が足りなくなった頃合いでスタッフの方が何度もつぎ足しに来てくれました。海運業が主な事業だったモラー家にちなみ、ティーカップやソーサーには船の羅針盤がデザインされていました。

まるで童話の世界に出てくる洋館!モラー・ヴィラでアフタヌーンティーを
(画像=<席から見た目線>、『たびこふれ』より引用)

アフタヌーンティを楽しむ席から見える景色はこのように見えます。上質なものに囲まれた空間です。