皆さんはどこで野菜や果物を買いますか?
私は、たいてい曜日によって出るferia libre(青空市場)で買います。青空市場にはさまざまな新鮮な野菜や季節の果物が並び、いつもカラフルでエネルギーがあふれています。
今回はチリ全土にある青空市場についてレポートしたいと思います。
統計によると
今までチリを旅行しながらいくつかの青空市場を目にしましたが、実際にはどこにどのくらいあるのだろう?と思い調べてみました。2016年に出された統計調査によると、市町村を通じて行われた調査で、チリ全土に861の公認の青空市場が存在し、80%以上の市町村に広がっています。首都サンティアゴには400か所以上の公認青空市場があるとされ、週末には200万人もの市民が青空市場に足を運んで食料品を買うそうです。

政府や市町村も青空市場への援助を行っており、ごみ収集や、トイレの設置、衛生面のでチェックなどを行っています。私が住んでいる街には週に4回青空市場が出ますが、どこにいっても混んでいて、人々の生活には欠かせないことがうかがえます。
スペイン語ですが首都サンティアゴの青空市場のインフォメーションを載せておきます。

サンティアゴ区だけでもこれだけ市場が出るので、旅の間に見かけたらぜひ足を運んでみてください。
どんなものが売られているの?
前出の統計によると、60%以上の出店で野菜や果物が売られています。チリ人にとっては欠かせないじゃがいもだけを売っている出店も6%あります。調味料の出店や、草花の苗や種を売っている出店、田舎のチーズやウインナーの出店もあります。

でもそれだけではありません。どこの青空市場にも、市町村に登録している出店以外に、便乗して店を出している人がたくさんいて、その人たちによって、古着やがらくた、ファーストフード、工具、文房具、盗品などあらゆるものが売られているのが青空市場の魅力。

曜日によって、田舎から出てきて自分の家でとれた放し飼い鶏の卵や肉、きのこや栗など季節の食べ物を売っている人がいるので、それを探すのもとても楽しいです。
青空市場の野菜や果物は新鮮で、スーパーより安いものも多いです。量り売りのお店が多く、値下げ交渉は基本的にできません。(がらくたはできます笑)
青空市場の面白さは、住んでいる人たちの食べ物や暮らしが見えること。にぎやかな音楽が爆音で流れる中で、商売精神旺盛なチリの庶民のたくましさや陽気さを垣間見ることができますよ。