「アドレス125」の足着き性
シート高は770㎜と低めのなうえ、シートの前方がしっかりと絞られているため足が出しやすく、踵までべったりとつけられた。フロアボードはセンタートンネルのないフルフラット構造に加え、下部に燃料タンクがないおかげで低床で足も乗せやすい。ちょっとした荷物を乗せられるのはもちろんだが、服装を選ばず乗ることができるのが素晴らしい。
スポーティなイメージの「アヴェニス125」
「アドレス125」と同じプラットフォームでありながら、エッジの効いたデザインが与えられた「アヴェニス125」。通勤快速仕様としてのアドレス125シリーズが持っていたスポーティな雰囲気は、この「アヴェニス125」へと引き継がれ、より強調されたというわけだ。
驚いたのはデザインコンセプトに、オフロードバイクのモトクロッサーイメージを採用していること。メーター前のバイザーはモトクロッサーのゼッケン、フロントサイドにはシュラウドのイメージを取り入れて軽快感を演出している。
「アドレス125」に比べかなりスポーティな雰囲気がデザイン的に強められているが、実際、この2台には走行性能においても若干の仕様の違いがある。エンジンの機械的な構造は同じであるものの、ECUのセッティングが違い、「アヴェニス125」の方がより加速感重視となっている。またスポーティなキャラクターのためフロントフォークのセッティングを変更。「アドレス125」に比べて、バネレートをアップし減衰特性もよりスポーティに変更されているとのことだ。
「アヴェニス125」のカラーリングは3色