マネックス証券/マネックスポイント
マネックス証券は、「マネックスポイント」による「マネックスポイント投資」サービスを10月20日に開始したばかり。SBI証券のVポイント投資同等、保有するポイントを1ポイント1円相当として最低1ポイントから投資信託(金額指定買付のみ、積立買付・口数買付は対象外)の買付代金の一部または全額に利用できる。また、投資一任口座、iDeCo、コールセンター経由、新生銀行店頭の取引などは対象外となっている。
マネックスポイントは、投資信託の保有やクレジットカード(マネックスカード)の利用、各種キャンペーンなどで獲得できる独自のポイント。マネックスカード会員のみ利用できる「マネックスカード投信つみたて」でもたまり、積立買付の約定金額に応じ、業界最高水準となる、最大1.1%のポイントが付与される。マネックスポイントはdポイント、Pontaポイント、nanacoポイント、Amazonギフト券などと交換でき、クレジットカードのポイントとみなすと、使い勝手は高い。
■参考記事
マネックス証券も「ポイント投資」開始へ! 記念キャンペーン開催
auカブコム証券/Pontaポイント
auカブコム証券はPontaポイントによるポイント投資サービスを提供している。対象取引はプチ株・投資信託(スポット)で、保有するPontaポイントを1ポイント1円として購入(買付)代金の一部または全額に利用できる。さらに、KDDIとauカブコム証券は22年4月から、au PAY アプリの「ポイント投資」において、単元未満株を売買できる「プチ株」サービスを追加。Pontaポイントによる1株からの売買が可能となり、他の「証券会社×ポイント」の組み合わせにはない強みとなっている。
■参考記事
au PAY アプリ「ポイント投資」に「プチ株」 Pontaポイントで株が買える!
楽天ポイントとPontaポイントは共通ポイント、Vポイントとマネックスポイントは主にクレジットカード決済でたまるポイントという違いがあるが、保有するこれらのポイントを、証券口座において行う本格「ポイント投資」に投じると、1ポイント1円相当の換算レートでポイントのまま買い物などの支払いに充当するより、わずかでもふやせる可能性がある。あくまで可能性であり、投資信託の基準価額の変動により1000円相当が100円相当に減るなど、元本割れのリスクはつきまとう。とはいえ、ポイントはもともと、決済やポイントカードの提示に対して付与された特典(還元)であり、全額ポイントを利用したポイント投資に限ると、手持ちの現金が減るリスクはゼロといえる。
ちなみに、ポイントのまま運用する「疑似運用体験サービス」なら、面倒な証券口座の開設なしに、ふだんよく使うスマホ向け決済アプリからより気軽に試せる。初心者のため、今回取り上げたポイント投資サービスは敷居が高そうと感じるなら、PayPayアプリの「ポイント運用(PayPayポイント)」、au PAYアプリの「ポイント運用(Pontaポイント)」、d払いアプリなどからアクセスできる「ポイント投資(dポイント)」、楽天PointClubなどからアクセスできる「ポイント運用(楽天ポイント)」などを試してみよう。疑似運用体験サービス・ポイント投資サービスは他にもあり、「貯蓄から投資へ」のスローガンに基づき、今後、ますます増えると予想される。(BCN・嵯峨野 芙美)
提供元・BCN+R
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