スマートフォン(スマホ)の普及が進み、PCがなくともスマホから簡単に利用できるようになったため、ここ数年、話題を集めている資産運用。今回はPayPay証券に代表されるスマホユーザー向けに特化した「スマホ証券」を除く、主要オンライン証券の初心者~中級者向け「ポイント投資」サービスの概要をまとめた。ポイント投資は、SBI証券が「クレカ積立」と呼ぶ、クレジットカード決済による投資信託の積立購入サービスとも連動しており、組み合わせるとさらにお得だ。

■「クレカ積立」参考記事(2022年3月時点)
楽天・SBI・マネックス証券の「投信積立」サービスを比較 どこが分かりやすい?
ポイ活上級者注目の投信積立クレカ決済 楽天・SBI・マネックス・auカブコムの4証券合計月最大25万円積立可能に

楽天証券/楽天ポイント

 楽天証券は2022年6月に、楽天ペイメントが提供する「楽天カード」や現金などからチャージするオンライン電子マネー「楽天キャッシュ」で決済する業界初の投信積立サービスを開始した。楽天ポイントによるポイント投資サービスでは、保有する楽天ポイントを1ポイント1円として、投資信託、国内株式(現物)、米国株式(現物・円貨)の購入代金の全額または一部に利用できる。投資積立(楽天キャッシュ決済・楽天カード決済)と組み合わせることも可能で、事前に指定したポイント数を上限に自動的に充当される。

■参考記事
楽天ポイント投資が米国株式に拡大 米株積立サービスも開始

初心者~中級者向け本格「ポイント投資」まとめ 「ポイント運用」からのステップアップにも
(画像=楽天ポイントによるポイント投資サービス(楽天証券の口座開設が必要)、『BCN+R』より 引用)

SBI証券/Vポイント他

 SBI証券はためるポイントを自由に選べるマルチポイントサービスを展開しており、選んだポイントサービスによって「ポイント投資」のサービス内容が変わる。代表例として、24年以降に4大共通ポイントの一つ、「Tポイント」と統合予定のSMBCグループの共通ポイント「Vポイント」による「Vポイント投資」を取り上げると、保有するVポイントを1ポイント1円相当として投資信託(金額指定買付)の買付代金の一部または全額に利用できる。積立買付・口数買付には利用できない。

初心者~中級者向け本格「ポイント投資」まとめ 「ポイント運用」からのステップアップにも
(画像=予告通り2022年にスタートした「Vポイント投資」
(SBI証券の口座開設・Vポイントサービスの登録が必要)、『BCN+R』より 引用)

■参考記事
SBI証券、「Vポイント投資」スタート 投資信託のスポット買付に使える