こんにちは、音喜多駿(日本維新の会 参議院議員 / 東京都選出)です。

本日は衆議院・予算委員会の最終日。そして補正予算案の採決が行われました。

日本維新の会は補正予算案に対する組換動議を提出した上で(否決)、予算案には反対となりました。

補正予算案への反対理由はこれまでも縷縷のべてきたところですが、年度内には執行見込みのない不要不急の項目が山積みであること。

予算委員会の中でも複数の議員が指摘していましたが、とにかく「基金」にお金を積み上げて見かけの支出額を増やし、また承認を受けた後は基金内で支出をコントロールしようという手法は許容し難いものがあります。

また経済対策として必要な事項についても、相変わらず補助金が中心のバラマキ体質となっており、消費者・国民に直接お金を届ける減税・社会保険料減免が行われていません。

加えて、中長期の成長戦略や次世代投資という視点が欠けていること。今は財政支出が必要な局面ですが、お金を注ぎ込むマクロ経済政策だけでは経済成長を成し遂げることはできず、構造改革などミクロ経済政策とセットです。

また、短期の財政支出こそ、まず何より子どもたち・将来世代のための投資に充てなければなりません

維新は先に発表した総合経済対策の中で、雇用の流動化を促す労働市場改革、新規参入やイノベーションを促進する規制改革・DX改革を提言し、出産費用・給食費・授業料無償化なども主張してきましたが、残念ながら政府案に反映されたとは言えません。

他にも細かい点は多々あるものの、以上の主な反対要因について予算委員会等の議論を通じても十分な改善方針は見られず、補正予算案には反対という結論に至った次第です。