スマートフォンユーザーにとって困るもの…それは通信障害。2022年7月にKDDIの大規模通信障害が発生し、auの回線を使用しているユーザーの多くが電話やネット接続などができなくなったことは記憶に新しいだろう。今回はMMD研究所が2022年11月18日に公表した「2022年通信障害に関する意識調査」の結果をもとに、ユーザーができる通信障害のリスク回避について考えてみた。
通信障害経験者の73.5%が「何かしらの対応をした」

(画像=通信障害になったときに何かしらの対応をした人の方が多かったが、やむを得ず待つしかなかった人もいただろう(「MMD研究所」調べ)、『オトナライフ』より引用)
MMD研究所は、2022年10月18日〜10月25日の期間で15歳〜69歳の男女6,424人に予備調査を、通信障害によって影響を受けたことがある660人を対象に本調査を行った。スマホをよく利用している6,020人に対し、現在、利用しているキャリアの通信障害の影響を受けた経験について聞いたところ、33.5%が「影響を受けたことがある」と回答。
さらに本調査で通信がつながらなくなったときの対応について質問したところ「何かしらの対応をした」が73.5%、「とくに何もせず、通信障害が復旧するまで待機した」が26.5%だった。

(画像=最も多い回答は「自宅のWi-Fiなどでデータ通信した」だった(「MMD研究所」調べ)、『オトナライフ』より引用)
具体的な対応策(複数回答)として最も多かったのは「自宅のWi-Fi等でデータ通信した(音声通話・ビデオ電話以外)」が36.7%となった。ついで「復旧するまでニュースで情報を得ながら待機した」が34.6%、「自宅のWi-Fi等で音声通話・ビデオ電話の通話アプリを使って通話した」が26.6%。自宅のWi-Fiなどを利用して対策をした人が最も多いという結果になった。