皆さんは小学生の頃、何をして遊ぶのが一番楽しかっただろうか。外遊びがメインのアクティブな子もいれば、一人でのんびり本を読んだり、絵を描いたりするのが好きだったという子もいたはずだ。しかし、最近の小学生には、われわれ世代が子どもの頃にはなかった娯楽が多くあるので、一人遊びも多様化しているようである。

2022年11月17日に投稿された、山口慶明🇺🇸で何とか生きてる@girlmeetsNGさんの「小学生の娘がYouTubeやTikTokばかり見ていて「自分がその年齢の頃は小説をたくさん読んでたけどなー」とか思うことはあるんだけど、明治時代には「最近の若者は四書五経も読まず、小説のような悪書ばかり読んで」と言われ、小説が有害メディア扱いだったことに思いを馳せ何も言わないようにしている。」というツイートには、なんと8.5万件を超える「いいね」がついており、ツイッター上で大きな話題となっている。

今回は、こちらのツイートに関する詳細と、リプライ欄に寄せられたさまざまな意見をご紹介したい。

YouTubeやTikTokは中毒性が高い!

現代の小学生にとってYouTubeやTikTokは、明治時代の小説!? ツイートが話題
(画像=Image:Koshiro K / Shutterstock.com、『オトナライフ』より引用)

インターネットが生まれた時からある今の小学生にとって、YouTubeやTikTokはかなり身近な存在である。親からすると、動画ばかり見ずに活字の本を読んでほしいと思う気持ちはわからなくもないが、この世代をネット環境から引き離すのは、なかなか難しいだろう。

筆者も小学生の頃は、話題になった小説をクラスの誰よりも早く読破するのが密かな趣味だったのだが、今は暇さえあればソファに座って、日がな一日、YouTubeやTikTokばかり見てしまっている。それだけ中毒性の高いコンテンツなのだ。

YouTubeは、勉強系のチャンネルも多く存在するので、学校でわからなかった内容を家で復習できたり、上手に使えばかなり有益である。

しかし、自分が実際に使ってみた感想として、TikTokに関しては結構いろんな意味で無法地帯だ。夜職の皆さんが赤裸々に内情を語る動画や、綺麗なお姉さんが胸を揺らすだけの動画などもあり、筆者も可能な限り若年層には見せたくはない。しかも、これらの動画は勝手に流れて来るので、避けようがなかったりもするのだ。

そういう世界もあるのだという一種の社会勉強にはなるかもしれないが、有害レベルは小説のはるか上である。

好きだからこそ身につくことも◎

このツイートを見たツイッターユーザーたちからは、「YouTubeはなんらかの知識につながることがあるのでまだ良いと思うのですが(内容によりますが)、TikTokは中身がなさすぎてずっと見てるのは本当に時間の無駄だと子どもから取り上げたくなります。あ、Twitterも?」と、思わず書いているうちに自分を振り返ってしまった声や、「僕は漫画ばっかり読んで同じようなことを言われましたが、漫画で漢字を覚えて成績がクラスで1番になったら何も言われなくなりました。今は、それがYouTubeになったのかなぁと漢字をよく知ってる娘に思ってます。字幕の効果。好きは強いなと」と、好きだからこそ身につくこともあるという声など、さまざまなコメントがリプライ欄には寄せられていた。

コメントの中には、「「最近の若者はけしからん」などと思うようになったらまず自省するべきなのかも。新しい技術や価値観を理解できなくなり始めてるってことだから。それは「老害」と呼ばれる者への第一歩だ」といった意見もあり、これには多くの「いいね」がついている。