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美味しいきゅうりの育て方のポイント
美味しいきゅうりの育て方のコツ
美味しいきゅうりの育て方のポイント
①育てる場所と日当たり

きゅうりは光合成によって大きく育つ陽性植物のため、日陰での栽培はむきません。地植えの場合も鉢植えなどの場合も必ず、直射日光が長時間当たる場所で育てるのがポイントとなります。
時間による日当たりの変化や他の野菜の陰にならないように配慮するのも、美味しいきゅうりを育てるコツです。鉢やプランター植えの場合は日当たりのよい場所に移動させて対処します。
②土づくりと肥料

きゅうりを育てる土は、市販されている野菜用の培養土で問題ありません。自分で作りたいときは、赤玉土7:腐葉土2:バーミキュライト1をブレンドしたものを与えます。
土はきゅうりの美味しさに大きな影響を与えるため、とても大切なポイントです。浅く広がるきゅうりの根は、過湿や乾燥に非常に弱いといわれています。そのため、排水性や通気性のよくない土や肥料切れしやすい土を選ばないようにしてください。
植え付け一週間前の作業
きゅうりを植え付ける1週間前に石灰を用土に入れることで、きゅうりの育ちがよくなります。用土10リットルに対して10グラムの他に、化成肥料を20グラムも混ぜておきます。さらにたい肥や油かす、米ぬかなども混ぜるのが、美味しいきゅうりづくりのコツです。
③植え付け・追肥
きゅうりの植え付けは種まきと苗植えの2種類ありますが、初心者は簡単な苗植えがおすすめです。苗は、園芸店などで苗植えのベストタイミングに販売されています。
植えるのによい時期は地域によりますが、4月から5月頃の晴天時の午前中に植えてください。苗の植え付け時期をずらすことで、夏から秋まで収穫し続けることも可能です。追肥の必要はなく、植え付ける前に施肥をしっかり行えばよいでしょう。
美味しいきゅうりの育て方のコツ
①きゅうりに支柱は必須

きゅうりは蔓性植物のため、必ず支柱を用意してください。支柱は、風で折れることを防いだり安定性を維持したりしてきゅうりを育てるのに役立ちます。
支柱の使い方は、苗を挟むように畝の両側に支柱を各1本立て、先端を屋根のように交差させることで固定してください。支柱の長さは、しなりやすいように2メートルほどあると便利です。狭いスペースや鉢植えの場合は、1本仕立てや3本仕立ての方法もあります。
②きゅうりの病害虫対策
きゅうりを育てるときは、小まめな病害虫対策が必要となります。きゅうりで心配な病害虫は、つる割病やべと病、炭そ秒に黒星病などの多くの病気です。これらの病気にかかると成長の停止や葉の変色が現れてきます。
しかし他の株には伝染しにくいといわれていることから、すぐに薬剤を散布するか葉を切り落とすかなどして対策を取ってください。
害虫は6月の梅雨時に注意
きゅうりの害虫は、湿気が多くなる梅雨時に発生しやすいハダニやウリハムシ、ワタアブラムシ、ウリノメイガなどです。湿気が多い時期には葉を裏返して病害虫の確認をしてください。
病害虫を防ぐ対策として風通しをよくするために、重なっている部分の葉を切り落とすのも有効です。万が一害虫が発生した場合の対策は薬剤散布となります。