きゅうりを収穫する目安は花が咲き始めたころで、サイズが18~20㎝のものを収穫してください。ハサミを使って蔓から切り離しますが、トゲがあるので手袋をはくとよいでしょう。きゅうりの詳しい収穫方法の他、きゅうりの育て方のポイントやコツなどについてご紹介します。
目次
きゅうりの収穫は家庭菜園ならではの醍醐味
きゅうりの収穫方法の4つのポイント
きゅうりの収穫は家庭菜園ならではの醍醐味

きゅうりの成りはとても早く、収穫時期に当たる最盛期には一晩で10センチほど大きくなることもあるといわれています。目安はきゅうりの雌花が咲き始めたときとなり、毎日畑やプランターなどを確認してきゅうりの収穫のタイミングを逃さないようにしてください。
きゅうりは収穫時期になると、ほぼ毎日収穫しないと追いつかない野菜です。忙しい人は少し大変ですが、家庭菜園の醍醐味でもあるので楽しんできゅうりを収穫しましょう。
95%が水分のきゅうりは鮮度が絶対!

きゅうりの実は95パーセントが水分のため、もぎたてが一番おいしいとされています。収穫して時間が経てば経つほど乾燥して美味しさが損なわれるため、食べる直前に収穫するのが理想的です。もぎたてのきゅうりに味噌をつけて食べられるのは、家庭菜園ならではの醍醐味といえます。
地域によりますが6月~8月に収穫できるきゅうりをたくさん作って、いろいろな料理に挑戦してみてはいかがでしょうか。
きゅうりの収穫方法の4つのポイント
①きゅうりは毎日観察する

きゅうりの収穫時期は、朝と夕方の1日2回は観察することをおすすめします。収穫時期に開花が速くなるということは、収穫しなければいけない量が増えることを意味しています。きゅうりは収穫しないとぐんぐん大きくなってしまうため、ベストなタイミングで収穫しなければいけないのです。
ちょうどよいタイミングできゅうりが収穫できると、きゅうりの株そのものへの負担が少なくなるため、収穫期間を長くすることも可能になります。
②きゅうりのサイズを確認する

きゅうりが実をつけ始めたら、毎日サイズを確認することをおすすめします。きゅうりのベストな収穫サイズは品種によって異なりますが、スーパーなどで販売されているサイズのように、おおむね18~20センチメートルです。
もちろんこのサイズより小さいものでも大きなものでも食べられることに変わりはありません。しかし大きくなり過ぎたきゅうりは水っぽくなり、きゅうりならではの風味が感じられなくなります。
③きゅうりの収穫時間を選ぶ

きゅうりに限らずほとんどの野菜の収穫は、鮮度の高い早朝の涼しい時間帯がベストといわれています。暑い時間帯にきゅうりを収穫すると傷みやすくなり、せっかくのきゅうりの味わいが損なわれるからです。
きゅうりの収穫は、気温が下がる夕方でもよいといわれています。お料理をする直前に新鮮なものが採れることも、家庭菜園の楽しみとなります。朝と夕方に畑やプランターを確認してちょうどよいサイズがあれば収穫してください。
④上手なきゅうりの収穫方法

きゅうりは、実に付いている蔓(つる)を切って収穫します。しかしトマトのように手でもぎ取るのではなく、ハサミを使って蔓から切り離してください。きゅうりの蔓はしっかりしており、手ではもぎにくいのです。
またハサミは汚れていない清潔なものを使用してください。ハサミに雑菌などが付いていると、きゅうりの蔓の切り口から雑菌が侵入し、きゅうりの株が病気になってしまうこともあります。ハサミは使用後も洗浄しておきましょう。
"トゲ"対策に手袋をはく
きゅうりを収穫するときは、小さな"トゲ"に注意してください。トゲはきゅうりの実だけではなく蔓にもあるため、収穫時には軍手やガーデニング用の手袋をはくことをおすすめします。
きゅうりの実にあるトゲは、調理するときに自然に取れるほどの小さくて柔らかいものですが、蔓のトゲは少ししっかりしています。トゲのない品種もありますが、トゲはきゅうりの新鮮さを示すバロメーターといえ、トゲがあるものほど美味しい証拠です。