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滝雲を見るための予備知識
枝折峠攻略法

滝雲を見るための予備知識

滝雲はもちろん自然現象でもあり、いつでも見られるというわけではありません。滝雲を見てみたいという方は滝雲が発生する条件を頭に入れておく必要があります。

まず、見ることができる時期は例年6月中旬ごろから11月上旬ごろまで。前述の通り魚沼は豪雪地帯でもあり、さらにその山間部を走る国道352号は1年の内でも冬季閉鎖の時期が非常に長くなっています。つまり枝折峠は通年で気軽に足を運べる場所ではないということなのです。

幻想的な雲海の大瀑布!?魚沼「滝雲」の知られざる絶景
(画像=『たびこふれ』より引用)

そして滝雲を見られる時間帯は早朝、日の出前後に限られるという点です。イメージとしては日の出前、空が明るくなってきて景色が見え始めるような時刻から、日の出後の1時間程の時間帯がゴールデンタイムといえるでしょう。日の出時刻は季節により大きく変わるので、その点は要チェックです。

幻想的な雲海の大瀑布!?魚沼「滝雲」の知られざる絶景
(画像=『たびこふれ』より引用)

天候の条件としてはもちろん晴れの日。前日からの寒暖の気温差があること、そしてある程度の湿度も霧の発生には必要な条件となってきます。さらに適度な風がないと雲海が流れにくいということもあり、諸条件が揃っていたとしても最後には運も必要となるのは間違いなさそうです。

枝折峠攻略法

滝雲の発生条件を確認しましたが、実際に滝雲が見られる枝折峠の案内もしておきましょう。まずは枝折峠へのアクセスですが、基本的には自家用車で向かう形となります。枝折峠の最寄りインターチェンジは関越自動車道の小出インターチェンジで、距離は約20km、時間にして30分以上はかかるものと思ってください。

しばらくは走りやすい道が続きますが、標高が高くなりはじめ、奥只見シルバーラインの入口を過ぎた後からは離合も困難な程に道幅も狭くなり、本格的な山岳路へと変貌します。早朝のまだ薄暗い時間帯を走らなくてはいけないということもあり、なかなか神経を使う道のりとなることは確かです。

なお枝折峠には駐車場が設けられていて50台程度のスペースはあるものの、一番のシーズンとなる10月の週末は登山者も利用するため、混み合うので注意が必要です。

幻想的な雲海の大瀑布!?魚沼「滝雲」の知られざる絶景
(画像=『たびこふれ』より引用)
幻想的な雲海の大瀑布!?魚沼「滝雲」の知られざる絶景
(画像=『たびこふれ』より引用)

枝折峠付近にはいくつかの滝雲ビューポイントがあり、地元魚沼市の観光協会では7箇所のビューポイントを紹介した滝雲ウォッチングマップを作成しています。代表的なビューポイントは枝折峠から伸びる登山道沿いにあるビューポイント1とその先にあるビューポイント2。こちらは駐車場から登山道を約10分ほどかけて歩いて行った先にあります。

一方、登山道を行かずとも国道沿いからでも見られるビューポイント3は駐車場から徒歩約3分と一番近く、その先にはビューポイント4や5もあるので山道は辛いという方はこちらから眺めましょう。