根魚狙いのタックルと仕掛け
すっかり明るくなったところで、「はい、ロック行くよ~」と船長のご機嫌な合図とともに移動。水深は20~30m前後。タックルは専用竿のほか、ひとつテンヤやエギング、バスロッドなど皆さんさまざま。好みの竿に中型リール(PEライン1号、リーダーフロロカーボンライン4号)をセットします。私はスピニング派なのですが、潮が速いときはベイトのほうが底取りがしやすく、根掛かりも回避しやすいと思います。
![千葉・南房のロックフィッシュゲームで良型アカハタ続々顔出し](https://tsurinews.jp/data/wp-content/uploads/2022/11/20221118kt0404.jpg)
仕掛けは、30~45gジグヘッド(海太郎スイミング根魚玉)と、オフセットフックが付いたオモリ(海太郎根魚玉)を使用。そこに4前後の甲殻類や魚系のワームをセッティング。カラーはオレンジや赤金が鉄板ですが、白や黒、ナチュラル系のカラーが効く場合もあります。なお、冷凍エビやイワシ、コノシロなどのエサ釣りも可能。
ワームで28cm良型アカハタ
風が強かったので、重めの45gでシャクって誘いを入れると、2回目の着底が確認しにくいほど流れが速いことを確認。序盤は少し根掛かりに悩まされました。それでも、着底させてすぐに底を切り、誘いは船の動きに任せてワームを泳がせ、こまめに底を取り直す作業を繰り返すことで、根掛かりを減らすことに成功。
![千葉・南房のロックフィッシュゲームで良型アカハタ続々顔出し](https://tsurinews.jp/data/wp-content/uploads/2022/11/20221118kt0405.jpg)
アカハタに仕掛けを見つけてもらう確率を上げるため、波動の強い魚系で5と大きいサイズのワームをセレクト。すると、竿ごと持っていかれるような激しいアタリ。乗せるようにアワせると、竿が勢いよく絞り込まれます。「この強い引きはアカハタに違いない」。突然訪れるドキッとするようなバイトも、この釣りの魅力です。やがてオレンジ色の美しい魚体がゆっくり浮上。28cmほどの鮮やかなアカハタ。
型揃いでアカハタもツ抜け
ほかのメンバーも竿が曲がり、ポツポツとアカハタが取り込まれます。「今日は型が揃っているね~」と船長も嬉しそうです。冷凍エビでチャレンジしていた胴の間のアヤさん、大ドモの古賀さんも順調にヒット。
私が6尾目を追加したところで「ワームのほうが、良型が揃っている」と私のバケツをのぞいたアヤさんがポツリ。確かに、この日は大きめのワームを使用していたためか、釣れるのは25~30cmを超える良型ばかり。アタリの数はエサのほうが多いかもしれませんが、ワームのほうが大型が食ってくる確率が高いようです。
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魚の活性が高く、私は久しぶりにツ抜け。同じく大きめのワームを使用していたミヨシの田辺さん、米原さんも良型が揃い、皆さん大満足の釣果となりました!
高級魚のアカハタは、釣り味はもちろん、本当に美味。酒蒸しやアクアパッツァ、出汁でしゃぶしゃぶなど、とっても美味しくいただくことができました。
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<週刊つりニュース関東版 白井亜実/TSURINEWS編>
有希丸
出船場所:乙浜港