飯倉大樹(ヴィッセル神戸)

Jリーグの中でも圧倒的な戦力と言われ、元スペイン代表のアンドレス・イニエスタを筆頭にスター選手が揃うヴィッセル神戸だが、2022シーズンは終盤まで降格圏を脱せない不本意なシーズンだった。そんな中、14試合に出場しゴールマウスを守ったGK飯倉大樹。11月9日クラブ公式より契約満了が発表された。

2021シーズンに引き続き、神戸でGK前川黛也との熾烈なポジション争いを繰り広げた飯倉。一定の出場機会を得ていただけに、このタイミングで契約更新をしないことに対して、神戸はまた新たなスター選手を獲得するのではないかという憶測も呼んでいる。

GKでありながら積極的にボールを持ち出すなど、プレースタイルも相まってサッカーファンから親しまれる存在の飯倉。36歳と大ベテランになった今でも去就には注目が集まる。

京都サンガ MF武富孝介 写真:Getty Images

武富孝介(京都サンガ)

2022シーズン、プレーオフまでもつれ込んだ苦しい残留争いの末、なんとかJ1残留を果たした京都サンガ。そんな京都に今季3ゴール4アシストの活躍で貢献したMF武富孝介も、11月18日にクラブ公式より契約満了で退団することが発表された。

豊富な運動量を武器に惜しみなく走り続ける武富。その姿は、湘南ベルマーレ時代(2013-2014、2019)の恩師であり、時を同じくして2021シーズンから京都を指揮する曺貴裁(チョウ・キジェ)監督のサッカーを体現する存在と言っても過言ではないだろう。

J1、J2で計5つのクラブ(柏レイソル、ロアッソ熊本、湘南、浦和レッズ、京都)を渡り歩いた32歳の武富が、次2023シーズンはどのクラブを選択しどんな活躍を見せるのか。まだまだ期待の持てるベテランの動向に注目だ。


名古屋グランパス DF宮原和也 写真:Getty Images

宮原和也(名古屋グランパス)

2017年に当時J2の名古屋グランパスに加入以降、主力選手として多くの試合に出場し活躍してきたDF宮原和也。怪我の影響もあった2020年を除き、2021年までは出場時間も長かったが、2022シーズンは長谷川健太監督新体制によるシステム変更の影響もあってか出場時間が激減。リーグ戦は21試合に出場しているものの、先発はわずかに7試合に。11月18日に、クラブより契約満了が発表された。

26歳とまだまだこれからの選手である宮原。移籍先は複数出てきても不思議はないだろう。中盤の底やサイドバックとしてもプレー可能なことから、即戦力として取りにくるクラブがいくつあるのか注目だ。


湘南ベルマーレ MF高橋諒 写真:Getty Images