北海道大雪山系は、面積226,764haを誇る日本一広大な国立公園です。なだらかに連なる山々は標高2,000m前後ながら、緯度が高いことから本州の3,000m級の山に匹敵する厳しい山岳地帯です。日本一紅葉や初雪が早いと言われる黒岳を紹介します。
目次
大雪の山々に日本一早い紅葉が色付く
標高約1,300mの「ロープウェイ5合目駅」
大雪の山々に日本一早い紅葉が色付く

(画像=<登山道はこちら>、『たびこふれ』より 引用)
大雪山系の山々は、アイヌの人々から「カムイミンタラ(神々の遊ぶ庭)」と呼ばれ、畏敬や畏怖の対象とされていました。その中の1つである黒岳は北東の隅に位置し、火山性の大雪山のなかでは珍しく頂上まで緑が濃く、黒々と見えることから「黒岳」の名称がつけられています。紅葉の見頃は9月中旬から。日本一早い紅葉を見ようと、大勢の人が訪れています。
黒岳の紅葉を見るために、層雲峡から5合目ロープウェイ駅まで20分間隔、所要時間7分で運行している「黒岳ロープウェイ」を利用します。さらに黒岳ペアリフトを利用すれば、7合目(標高約1,520m)まで気軽に訪れることができます。
標高約1,300mの「ロープウェイ5合目駅」

(画像=<ロープウェイ5合目駅>,『たびこふれ』より 引用)
標高約1,300mの「ロープウェイ5合目駅」に到着しました。ここには売店やレストランもあります。これより先にトイレはありませんので、注意してください。

(画像=<層雲峡を臨む>,『たびこふれ』より 引用)
5合目駅の屋上には「大雪山・黒岳ネイチャーテラス」が設置され、正面に層雲峡の断崖絶壁、後ろに黒岳を望むことができます。その光景を見て山頂を目指したくなっても大丈夫。駅舎内売店で登山グッズをレンタルしましょう。

(画像=<さまざまな高山植物が咲き誇る>,『たびこふれ』より 引用)
7合目に続くリフト乗り場は、5合目駅から徒歩5分ほどの場所にあります。トレッキングと紅葉を存分に楽しみたい方には、合計距離3.5kmの散策コースもありますよ。