オリンピック開催日の東京とW杯開催日のカタールの感染状況
東京よりカタールの方が新規陽性者多い カタールより東京の死者は多かったが、呼吸器系疾患死者は元から多い
グラフで東京オリンピック開催日の2021/7/23からカタールW杯開催日の2022/11/20までの東京とカタールの感染状況を比べます。1番目のグラフが100万人当りの新規陽性者で、東京五輪開催日の東京が95人、カタールW杯開催日のカタールが115人と、カタールの方が多くなっています。
細かい数値の差はともかく、馬鹿馬鹿しいと思いませんか? 東京オリンピックだって陽性者数で騒がなければ何の制限も無く開催できたのです。
カタールの陽性者は現在減少傾向です。いずれ上昇に転じる時期が来るとは思いますがW杯とは関係無いでしょう。行動制限に意味は無いのです。
2番目のグラフ、死者に関しては日本の方が多いのですが、既に書いたように、日ごと全死者死者は100万人当り30〜40人出ており、呼吸器系疾患死者に日ごと常時400〜700人出るのですから(別途記事にします)、100万人当りだと常時3〜6人です。
一方で東京でのコロナ死者は最大値ですら100万人当り2人です。コロナ禍が始まってから1年半も経っていたのですから対応できないのならそれは医療体制の怠慢としかいいようがありません。
東京とカタールのワクチン接種と感染状況
日本の方が積極的に接種して、かつ新規陽性者数が増えていった同じ期間でのブースター接種率推移と、日ごとの新規接種数と新規陽性者・死者比較のグラフを示します。青が人口当りの新規接種数で朱色が新規陽性者数や死者数です。東京の方が積極的に接種して、かつ新規陽性者数が増えていった様子が分ります(なおカタールで2022年7月に一ヶ所だけ日ごとの接種数が高くなってますが、これは纏めて報告されただけでしょう)。
検査もマスクもワクチンも積極的にすればする程、コロナ禍が終りません。