目次
■レコードを聴くために必要なものは?
■より良い音で聴くには?
■中古レコードを買う時のポイントは?
●レコードにまつわる用語集
■オリジナル盤とは?
■どうやってクリーニングするの?
■レコードの正しい保管方法は?
●収納チェックポイント
■針先の手入れ方法は?
■レコードを聴くために必要なものは?
基本はプレーヤー、アンプ、スピーカーの3つ。再生するためのプレーヤー、音を増幅させるためのアンプ、音を外に出すためのスピーカーがあればOK。個々に揃えると10万円以上かかる場合もあるので安価に手に入るオールインワンプレーヤーもお勧め。
■より良い音で聴くには?
カートリッジにまでこだわろう。カートリッジはレコードに刻まれた音溝から音声信号をピックアップする大事な部分。少しの違いで音質がガラリと変わったりするので、付け替えて楽しむのも良い。
■中古レコードを買う時のポイントは?
商品カードや状態をチェックする。商品カードには、盤の状態の良し悪しをアルファベットで表記している。直接見ないとわからない特記事項や、店員さんのコメントが書かれていることも。
●レコードにまつわる用語集
・針飛び
レコード盤に付着したホコリや傷、振動により針が飛び音が途切れたりすること。
・検盤
盤面をチェックすること。指紋の付着を防ぐため面の部分は触らないように注意。
・ウォーターダメージ
ジャケットが水に濡れることにより、剥がれや変形が生じている状態のこと。
・塩ビ焼け
レコードを包む内装によって盤面が白くなる化学変化。「ビニ焼け」とも呼ぶ。
・書き込みあり
中古レコードのジャケットやセンターラベルに書かれた落書きなどのこと。
・センターずれ
何らかの原因で中心がずれてプレスされたもの。再生不良を起こすことも。
■オリジナル盤とは?
そのレコードが発表された時に始めてレコード店に並んだもの。例えばブルーノートの場合、裏ジャケットに記載された住所の違い(右)や、オリジナル盤にだけある刻印の有無、マトリックス番号(左)などが判別の基準になる。またリマスター盤や重量盤、カラー盤などでオリジナル以降に再発売されたものは再発盤と呼ぶ。
■どうやってクリーニングするの?
「乾式」「湿式」の2つの方法を使い分ける。聴く前の簡易クリーニングでは乾式(乾拭き)で不純物を取り除き、盤面に目立つ汚れが付いている場合は湿式クリーナーを使いホコリや汚れをしっかり落として保管しよう。
■レコードの正しい保管方法は?
高温多湿を避けて、立てて置く。レコードはホコリが溜まりやすく、ジャケットも傷みやすいので基本的には袋に入れて保管すると良い。直射日光を避け、風通しの良い所に保管するようにしよう。
●収納チェックポイント
・斜めに置かない
ゆとりができて傾けて、置いたりすると負担がかかってしまう。必ずまっすぐに立てて置くようにしよう。
・積み重ねない
積み重ねて長期間保管していると、重みで変形したり、溝がつぶれて音飛びの原因になってしまうことも。
・直射日光に当てない
LPレコードの材料は塩化ビニル樹脂。日光の熱で変形したり盤面の色褪せにもつながってしまうので注意。
・湿気を避ける
湿気は盤やジャケットのカビの原因。湿気がこもりにくく、換気しやすい場所で保管することが大切。
■針先の手入れ方法は?
「湿式」と「粘着式」の2種類。針は「スタイラスクリーナー」という専用クリーナーを使う。液体で汚れを溶かし出す「湿式」と、柔らかいゲル素材に針を押し当てて汚れを剥がす「粘着式」があるので、上手に使い分けよう。
・湿式
濡れた状態でレコードを再生すると盤面を傷つけてしまうので「速乾性」の表記があるものを使うと良い。
・粘着式
粘着性がどれだけ持続するのか、水洗いしても粘着性が落ちないかなど繰り返し使える回数をチェックしよう。
協力/東洋化成、オーディオテクニカ
提供元・男の隠れ家デジタル
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