関西の大企業社員の男性が、大学生らから依頼を受けて、インターネット上での就活の「適性診断テスト」を替え玉受検したことが発覚し警視庁に逮捕されました。
企業ウェブテスト替え玉受験疑い、20代男逮捕 全国初UbmyNfeMBM
男は1月以降、SNSを通じて依頼を受けた計約300人から、受験用IDやパスワードを教えてもらうなどして延べ約1000社のテストを代行受験。
1科目2000円程度で請け負い、計約400万円の報酬を得たとみられる。
— 産経ニュース (@Sankei_news) November 21, 2022
「適性診断テスト」替え玉による受検をした人物が摘発されるのは全国初だそうです。ちなみに、適性検査とは、人物の能力や性格・特性を定量的に測定し、企業の採用に役立てる試験です。選考の一環として、主にペーパーテストで行われていましたが、近年はWebを使って実施されてもいます。

イメージ 京都大学 Wikipediaより
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本人は軽い気持ちでやっていたのかもしれませんが。
本人もまさか逮捕されるとは思っていなかったでしょう。
京都大学の大学院卒の男性。"女子大学生から1科目あたり2千円、あわせて10万円以上の報酬を受け取り、今年に入り7月までに同じ手口であわせて300件ほどの依頼を受け、総額400万円以上を稼いだとみられ~"N1ZMWwnErQ
— これでも大学職員 (@koredemo) November 21, 2022
Webテストの限界を指摘する声も。
Webテストの限界です。因みに法曹業界では裁判のIT化が進んでいますが、こちらもいつかこの手の事件が起こり得るのかもしれません。同じ文脈で、Web投票はなかなか難しいのでは?と思います。NndySA6oHX
— 米山 隆一 (@RyuichiYoneyama) November 21, 2022
なかなか手が込んでいたようです。知能の高さを感じます。