ヌーヴィルの旧カルトジオ会僧院

モントルイユの城壁からは、ヌーヴィルののシャルトルーズも見えます。シャルトルーズとは、カルトジオ会という修道会の僧院を指す言葉です。今でもシャルトルーズと呼ばれてはいますが、カルトジオ会僧院として用いられたのは1324年~1901年のことで、その後は、ホスピスや女子修道院として使われた建物です。いま現在は、近い将来ホテルと文化施設に生まれ変わるべく工事中ですが、一部は元の姿のまま保存され、一般に公開されています。

「フランス人の好きな村」モントルイユの楽しみ方
(画像=<菩提樹が真ん中に立つ中庭 ©Kanmuri Yuki>、『たびこふれ』より引用)

僧院の中は、ガイドツアーのみですが、庭園は自由見学が可能です。ガイドツアーでは、チャペルや、回廊、図書室、中庭、修道士らの生活した独房と労働の場などを見学できます。庭園は僧院の片面に広がっており、薬草園なども一部再現されています。モントルイユからは約2kmと近い距離ですから、モントルイユ観光の折には、ヌーヴィルのカルトジオ会僧院も忘れずに訪れてほしいと思います。

「フランス人の好きな村」モントルイユの楽しみ方
(画像=<僧院の庭園 ©Kanmuri Yuki>、『たびこふれ』より引用)

旧カルトジオ会修道院(Chartreuse de Neuville)

  • 開館時間:11時~13時、14時~18時
  • 休館日:月曜日
  • 入館料:10ユーロ
  • 庭は自由見学
  • 建物は約1時間のガイドツアーのみ(時期・季節によって時間に変動あり。週末は11:00、14:30、15:30、16:30の4回)

モントルイユ・シュル・メールへの行き方

フランス国鉄を使ってモントルイユ・シュル・メールまでの行くには、まずは海辺に近いエタプル・ル・トゥケ(Etaples le Touquet)駅まで移動し(リルから1時間半、パリから2時間50分、アミアンから1時間)そこでローカル線に乗り換える形になります。エタプル・ル・トゥケからは約8分で着きます。

文・写真・冠ゆき/提供元・たびこふれ

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