暖房器具を使うときの注意点
暖房器具は寝る前に必ず消す
ストーブなどの暖房器具をテントの中で使う際は、一酸化炭素中毒を引き起こす場合があるので注意してください。一酸化炭素を吸い込むと軽い頭痛やめまいを起こし、重症化すると意識障害を引き起こして死に至る場合があります。
テント内で暖房器具を使う際は1時間に1回のペースで必ず換気をして、テント内の空気と新鮮な空気を入れ換えましょう。また、寝る前にテント内を温めたら、寝るときは暖房器具を必ず消してください。
低温火傷しないよう気を付ける
湯たんぽやホッカイロなどの暖をとれるアイテムを使う場合、直接肌に当たらないように注意して使いましょう。長時間にわたって直接肌の同じ部分に触れ続けていると、低温火傷を引き起こす可能性があります。
低温火傷は通常の火傷と違って気づかないうちに重症化しやすく、治療にも長い時間かかるのが特徴です。湯たんぽにはカバーをかける、ホッカイロは衣服の上から貼るといった簡単なことで低温火傷を防げるので安心です。
電源サイトで暖房器具を使う場合は漏電に注意
電源付きサイトなどで電気ストーブや電気マットなどを使う場合は、漏電に注意してください。製品から伸びているケーブルが雨や結露で濡れると、水を通して電気が外に漏れ出してしまうことがあります。
電気ストーブや電気マットが故障したりブレーカーが落ちるだけでなく、感電してしまったり火災を引き起こす危険があるでしょう。キャンプ場で電化製品を使う際は、防水性の高いケーブルを使うなどの漏電対策が必要です。
寝るときにホットドリンクを飲むのも効果的
お子さんと一緒に楽しく作れる「ココア」
ホットドリンクを飲み、内側から身体を温めるのも効果的です。ホットココアはお子さんから大人まで幅広い人気があり、甘いですが身体にいいドリンクでもあります。食物繊維が豊富なので、便秘の解消などにも繋がるでしょう。
また、ココアにはカカオポリフェノールが含まれており、生活習慣病やがんの予防に繋がるため健康志向の方におすすめです。お湯で溶くだけで簡単に作ることができるので、お子さんと一緒に作ってみてください。
芯から身体を温められる「ヴァンショー」
ヴァンショーとはフランス発祥のドリンクで、すぐに身体が温まるので寒い日の冬キャンプにおすすめできます。ヴァンショー(Vin chaud)というのはフランス語で、英語で言うとホットワインのことです。
飾りとしてシナモンスティックをカップに添えることが多く、見た目にも可愛らしいのが特徴となっています。本場のフランスではよく風邪をひいたときに飲まれており、冬キャンプだけでなく風邪気味のときにもおすすめです。
寝るときに飲みやすい「アイリッシュコーヒー」
アイリッシュコーヒーはアイルランド発祥のドリンクで、生クリームとコーヒーの風味が合わさったホットカクテルです。甘口なので女性でも飲みやすく、寝る前に身体を芯から温めることができます。
簡単に作ることができて見た目にも可愛らしいので、写真映えすること間違いないでしょう。また、ベースのアイリッシュをスコッチに変えるとゲーリックコーヒー、ラム酒だとジャマイカンコーヒーなど名前が変わるといった面白さがあります。