さやかさんにも大物ヒット

山川さんが1匹を手にして残すはさやかさんが釣るのみ。しかし期待に反して釣れない時間が続く。

この日はブレードジグやミノーを中心にキャストしていたが、思い切って泳ぎの違うルアーで狙ってみるか、と取り出したのがシンキングペンシルのスイッチヒッター90。

沖へ向かってフルキャストし、着水直後ゆっくりとリールを巻き始めたところでドン!と強い引きでドラグが一気に出される。ジジーッと強烈な引きでさやかさんのロッドを絞り込んでいく。

伊勢湾サワラキャスティング釣行で70cm超サワラにブリ級ワラサ手中ヒットルアーはスイッチヒッター90(提供:週刊つりニュース中部版APC・戸松慶輔)

ブリ級ワラサを手中

強い引きに応戦しようとロッドを立てて走りを止めようとするが、なかなか止められない。すかさず隣で釣りをしていた山川さんがフォローに入る。魚が走るときはロッドで耐え、走りが止まったときに一気にハンドルを巻くように手伝ってくれる。

山川さんのアドバイスを受けながら、少しずつ寄せてきた魚は見事な青物。ワラサかブリか、迷うサイズの大物が水面に浮いてきた。幾度となく突っ込まれながらも落ち着いて対処すると、観念した青物が上がってきた。すかさず待ち受けていた船長がネットイン。

「良かった~!」と大興奮のさやかさん。女性の細腕では持ち上がらないほどの大型で、無事に1匹を手にできたのだった。

伊勢湾サワラキャスティング釣行で70cm超サワラにブリ級ワラサ手中大きな青物を手に記念撮影(提供:週刊つりニュース中部版APC・戸松慶輔)

最終釣果

船全体では1m近くのサワラや青物、マゴチなどが釣れて、秋のサワラキャスティングは大盛況となった。

ただ全員安打とはならず、ターゲットを仕留めて笑顔の人、船べりでのネットイン直前にバラしてしまい、悔しい思いをした人と明暗を分ける結果となった。

近年大人気のサワラキャスティングはまだまだ釣果が期待できそうだ。

伊勢湾サワラキャスティング釣行で70cm超サワラにブリ級ワラサ手中左から長谷川船長、さやかさん、山川さん(提供:週刊つりニュース中部版APC・戸松慶輔)

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<週刊つりニュース中部版APC・戸松慶輔/TSURINEWS編>

▼この釣船について
すばる丸
この記事は『週刊つりニュース中部版』2022年11月4日号に掲載された記事を再編集したものになります。
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