職場で理不尽で腹がたった経験はございませんか?
今回は勘違いした経験についてMONEY TIMES編集部が取材しました。

生産性がないと言ってくる上司

7年ほど前のことです。10年以上働いていた会社で、仕事に関しての信頼もありました。現場と事務の両方をしていましたが、新しく来た上司は、事務職を煙たく思っていたようです。

彼自身は現場上がりで、とても横暴な人でした。平日はもちろんですが、仕事が終わってからも、休日も単身赴任の上司は部下を呼びつけて酒を飲みながら説教をします。

少ない従業員で、私以外は全員男性でした。その中で、子供がいる私は、そのような集まりに参加することはできませんでした。

おのずと上司のターゲットは私となり、何くれと文句を言われるようになっていました。それでも、男性社員のように暴力を振るわれることはなかったので、まだましだとは思いますが、あまりにも言いようがひどいので、精神的にかなりまいっていました。

そして言われることは、事務職は生産性がないということでした。私の給料をみんなが稼いでいるのだと、あたかも事務職は無駄だと言わんばかりのいいようでした。

そのため、精神的にかなりまいっていたと思います。そんなある日、何か事が起こったらしく、上司が私を呼びました。

見ればそこにはファイルが広げられてます。そして「このファックスをおくったのはお前だろう!」という決めつけでした。

一体どういうことなのかとじっくりと聞いてみると、送ったファックスの中に相手に渡してはいけない重要なものが混ざっていたということらしく、上司はあたかも鬼の首をとったようないいようでした。

私をにらみつけ、「大変なことになるからな!」と言いますが、どういうことかまだはっきりと把握ができない私は「送ったファックスを送り返してもらいましょう」と提案しました。

ファックスが来れば、それが私が送ったものかどうかは、ある程度分かります。その書類によっては、私ではないとはっきり言うこともできます。

上司は「ああ、そうしよう!!」と電話をかけ、「もうすぐはっきりする!」と言いました。