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運転はしにくい…いや、慣れたら楽しい!

運転はしにくい…いや、慣れたら楽しい!

商用車と侮るな!6速MTのホンダ N-VANを徹底試乗【プロ解説】
(画像=『CarMe』より 引用)

早速エンジンをかけて試乗スタート!運転席はやや窮屈で、ドライビングポジションは取りにくく、ペダル配置は上から踏み下ろす形になるので最初は「ちょっと運転しづらいかも」と感じました。そして、当然も当然ながら、軽自動車の658ccのエンジン(53ps/64Nm)は非力です。

1速から2速につなげるのがちょっとコツがいるので、最初は上手くいかず車体がブンブン揺れていましたが、慣れてくると、この非力なエンジンをMTで上手く操るのが楽しく思えてきます。低速では力が足りない場面もあるのですが、高回転まで回していくとかなり快適になってくるところは、さすがホンダのエンジンといったところ。

また、小回りがよく効くので、ちょっと細い小道でもどんどん入って行けるのは良いポイントです。やはり商用車として使う時は、どんな場所にでも行かなければいけないので、ハンドリングの良さもある程度は必要ですよね。

N-VANのように、コンパクトで機動性が高いにも関わらず、荷室をたっぷり使えるモデルは、どんなシーンでも活躍しそうだなと感じました。

もちろん、普通の軽自動車と比べれば、室内の騒音が大きかったり、乗り心地が硬めだったりと、快適性を重視して悪いところを探そうとすれば、色々なアラはあるかもしれません。しかし、今回N-VANに触れてみて、「でも、N-VANってそれを気にするクルマじゃないよね」と思いました。

最近では、どんなクルマも性能が平均的になってきて、少しずつ個性が失われてきている気がします。そんな中で、N-VANは、何かを積載することや仕事の手助けになること、趣味を思い切り楽しむことに全振りしているモデルなので、その個性も抜群に尖っています。

今こういった楽しいクルマの存在があるだけで、クルマを楽しむ幅も広がるのではないかと思いました。きっと、このN-VANの輝く個性に共感できる人たちにとっては、抜群の相棒になるのではないでしょうか。

提供元・CarMe

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