10月9日、荒波の日立沖へ第五大貫丸で出船、テンヤマダイ釣りを楽しんだ。本命のマダイは型が出なかったが、良型のヒラメを手中にし、アフターフィッシングも満喫した釣りの模様をリポートする。

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(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター寺門義輝)

荒波の日立沖テンヤマダイ釣りで良型ヒラメ手中 本命は小型のみ

第五大貫丸でテンヤマダイ釣り

先週、先々週とそのまた先週と台風の影響で釣行が中止となっていた。10月9日、日曜日も強風だったが、茨城県日立久慈漁港の第五大貫丸で荒波の中を釣行決行。

実はこの日、小型の船で鯛釣りに出かけるはずだったのだが、強風の予報で前日のうちに出船中止の連絡が入っていたのだ。大貫丸さんは最初に予約した時点では満席で乗ることができなかったのだが、天気予報を見てキャンセルしたのかはたまた、別の理由か、問合せをしたところ空が出たとのこと。急遽船を変更して出港という経緯。

荒波の日立沖テンヤマダイ釣りで良型ヒラメ手中 本命は小型のみ乗船した第五大貫丸(提供:TSURINEWSライター寺門義輝)

荒天の中出船

天候くもり、波2.5m、海水温22度、水深は15~35m。第五大貫丸で出船直後、港の中からけっこうな白波があり、いささか不安。みなさんもそうなのか後方デッキに集まって雑談開始。近所からきた年配の親娘が波高いのでぎっくり腰の友達がキャンセルしてきたよとのお話。この人のおかげで自分の席が空いたのだと話すと、それでお隣さんなのですねということで、話が弾む。

そうこうしているうちに港をでたが、我々の心配話をよそに、思ったより揺れが少ない。大きな波のときに踏ん張るようなモーター音。ベテラン竿氏くちぐちに新しい船ってすごいね。仕組みはよくわからないのだが、想定の半分の揺れ。船体が大きいこともあるのだが、技術の発展ってすごい。ここに書くと益々予約が取れなくなりそうだが、この感動は伝えておかないと。

テンヤの号数

さてさて、現場についたものの、予想通りに荒波、速潮。見た目判断で遊動の15号を投入してみる。なんとか底が取れるものの、着底してから浮いてしまう。なぜなら、ハリの部分にタイラバ用赤いラバーを付けているためと思われる。PEは細めの0.8号を使用しているのだが、これより軽いのは自分の腕ではいささか不安が残る。

右舷真ん中の釣り座にして、右はさきほど親娘のお姉さん、左は親子連れの小学生ボーイ。自分がちょっとしっかりしないと相当なオマツリ騒ぎになると思っていました。が、左の少年は20号のテンヤ。左から右に流れるのでお父様がしっかり重さの調整を指示。しかも元気な小学生は終始、回収のリール巻きが早い。的確にタナ取りして三回落としたら一度回収をさぼらない。えらい、うまい、すごい。一日を通して二度しかまつりませんでした。少年、ありがとう。

しかし、少年、荒波時のアタリがうまく取れないのか、前半戦はエサをとられてばかり。なんとか頑張ってほししい。