フォーマルなシーンやビジネスシーンで男性はスーツを着る機会が多いでしょう。その際、スーツのポケットはどのように使用していますか。実はスーツのポケットには基本的に物を入れることはNGとされています。
今回はスーツのポケットに関するマナーやポケットの種類などをご紹介します。知っておけばスーツ着用時に恥をかかず、スマートに着こなすことができるでしょう。ぜひ参考にしてみてください。
スーツのポケットの必要性
スーツのポケットはフォーマルな場面でポケットチーフを入れるためにあります。結婚式や二次会、パーティなどで胸元のポケットにポケットチーフを入れ、華やかさを演出します。仕事で毎日スーツを着用する際は、特に何も入れなくて構いません。
フォーマルな場面でスーツを着用するとき、男性はカバンを持たない方が多くいます。その際にポケットに携帯や財布、鍵などを入れてしまうとポケットがふくらみ、格好良くスーツを着こなせません。スーツポケットの必要性はポケットチーフ、もしくはハンカチを入れるためのものと覚えておいてください。
スーツのポケットの種類
スーツのポケットには数種類あります。種類に合わせて、着用シーンも変えると良いでしょう。幅広いシーンで活用したい場合は一番ノーマルなポケットタイプのスーツを選ぶと、さまざまなシーンで活用でき便利です。
種類①フラップポケット
一番ノーマルなタイプのポケットです。フラップという名前にもあるように、フタのついたポケットを意味し、ほこりや雨などが入らないように考慮して作られてます。最も一般的な形なのでビジネスシーンからカジュアルなシーン、フォーマルまで活用できます。
種類②スラントポケット
スーツジャケットの腰より少し上あたりに、斜めに付いているポケットのことです。ちょうど腰のくびれのあたりで「ハ」の字に傾くので、スマートなシルエットを演出できます。
細身に見せたい方や高身長を活かしてスラっと見せたい方におすすめです。ビジネスシーンや結婚式、パーティなどで活用できるタイプです。
種類③チェンジポケット
小銭を意味するチェンジポケットは、ジャケットの右側腰ポケットの上に並ぶようについている小さいポケットのことです。名前の通り小銭や小物を入れるために使います。デザインにもよりますが、小銭を入れると取りにくい印象もあります。
チェンジポケットがあると便利だと考える方には良いかもしれませんが、特に必要ないと考える方はついていないタイプを選ぶと良いです。ジャケットの右側だけポケットが2つというデザインが好きな方もいるでしょう。チェンジポケットの有無は自分の好みで選んでみてください。
種類④アウトポケット
アウトポケットは別名パッチポケットとも言われています。ペタッと貼り付けたような印象のポケットでカジュアルなジャケットに多いタイプです。そのためカジュアルなビジネスシーンやジャケパンスタイルのときにおすすめです。
種類⑤ノーフラップポケット
種類①のフラップポケットとは反対の、フラップいわゆるフタがついていないポケットのことです。フタがない分、物を入れすぎるとポケットの中身が見えてしまったり口が開いて見栄えが悪くなってしまいます。
そのため基本的には何も入れないのが良いでしょう。シンプルなデザインから、室内着用時やフォーマルな場面で使うタイプのジャケットです。
種類⑥胸ポケット
ジャケット前面の左胸に備え付けられたポケットが胸ポケットです。ポケットチーフやハンカチを入れる場所です。着用シーンにもよりますが、ポケットチーフ以外の物を入れているとマナーがないと思われてしまう可能性もあるので注意しましょう。
胸ポケットにチーフを入れることでジャケットに華やかさが増します。結婚式や二次会、パーティなどではおしゃれなポケットチーフにもこだわりたいところです。