はじめに

水際対策大幅緩和によるインバウンド(訪日旅行客)増加を受け、期待感が先行するものの業績面では明るい兆しが見えている。特に国内観光では、全国旅行支援などキャンペーン利用客が多いことから「宿泊プランを割引することなく集客できる」といった声もあがっている。

一方で、本命の中国人観光客は現在も強い水際対策の影響で少数にとどまるなど、インバウンド数はコロナ禍前を下回るほか、「割引終了後を考えると喜んでばかりはいられない」など、来年以降の需要獲得に向けた課題が残る。また、今年9月時点で旅館・ホテル業界の6割超が正社員・非正規社員ともに「不足している」と回答、人材派遣会社からは「引き合いは旺盛だが、派遣人材の獲得競争は熾烈」といった声もあがり、人手不足問題が顕在化している。雇用面を含めた受け入れ体制の整備など、持続的な需要回復に向けた取り組みが引き続き求められる。

調査結果

  1. 雇用面を含めた受け入れ体制の整備など、需要取り込みへの取り組み急務
  2. 旅館・ホテルの4割超が今年「増収」へ 市場は3兆円台回復の見通し

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提供元・帝国データバンク

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