キャンプの大きな楽しみといえば焚き火ですが、ただ眺めているだけではもったいない話。焚き火を使えば、さまざまな調理法に挑戦でき、直火ならではの格別な味に仕上がります。

「焚き火でバーベキュー以外の料理に挑戦したい!」「料理しやすい焚き火台が欲しい!」という方はぜひ参考にしてください。

目次
焚き火台ではどんな料理が可能?おすすめの調理法(レシピ)
料理ができる焚き火台を選ぶポイント

焚き火台ではどんな料理が可能?おすすめの調理法(レシピ)

料理がしやすい人気の焚き火台を紹介!キャンプで作りたいおすすめレシピも
(画像=引用:photoAC,『タナちゃんねる』より 引用)

焚き火を使えば、あらゆる調理法で料理が楽しめます。薪が燃えて炭火になると、遠赤外線効果で食材の中までしっかり火が通り、普通の料理がいつもより美味しくできます。

また家庭ではできない強い火力で調理できるので、フライパンで焼いたステーキも格別の味です。

難しそうに見える料理もやってみると、意外と簡単にできることも。ここでは、憧れのローストチキンやお酒が進むおつまみ、簡単デザートのレシピを紹介します。

ダッチオーブンで王道のローストチキンに挑戦!

料理がしやすい人気の焚き火台を紹介!キャンプで作りたいおすすめレシピも
(画像=引用:photoAC,『タナちゃんねる』より 引用)

家で下準備さえしておけば、難しそうなローストチキンもダッチオーブンで簡単に作れます。なかなかスーパーでは見かけない丸鶏は、専門の肉屋やコストコで手に入りますよ。

材料(4人分)

  • 丸鶏(中抜き)…1羽
  • ジャガイモ…2個
  • ニンジン…2本
  • 玉ねぎ…2個
  • ニンニク…5~6片(詰め物用)
  • シイタケ…3枚(詰め物用)
  • 塩こしょう…適量

使う道具

  • ダッチオーブン
  • アルミホイル
  • 竹串

作り方

  1. 丸鶏を水洗いする。お腹の中も忘れずに。水洗い後はしっかり水気を拭き取り1時間以上はそのままにする。
  2. 塩コショウを丸鶏によくすり込み、下味をつける。お腹の中も忘れずに。
  3. ニンニク全部とシイタケ全部と残りの野菜半量を一口大に切り、お腹の中に詰めて竹串で入口を塞ぐ。
  4. ダッチオーブンにアルミホイルを敷いて、丸鶏を入れる。
  5. 4等分した皮付きの玉ねぎ、皮付きのジャガイモ、半分に切った皮付きのニンジンを丸鶏の周りに入れる。
  6. ダッチオーブンの蓋をして、火にかける。蓋の上にも炭火を置く。
  7. 1時間加熱したら完成!

スキレットでおしゃれにアヒージョ

料理がしやすい人気の焚き火台を紹介!キャンプで作りたいおすすめレシピも
(画像=スキレットでおしゃれにアヒージョ,『タナちゃんねる』より 引用)

スペイン料理のアヒージョも、焚き火を使って簡単に作れます。アヒージョはゆっくり加熱した方が、オリーブオイルの風味が逃げずに、美味しく出来上がります。火に近づけすぎず、遠火でじっくり煮込みましょう。

材料(4人分)

  • オリーブオイル…150㏄
  • ニンニク…3~4片
  • 赤唐辛子…1本
  • 塩コショウ…お好みで
  • アンチョビ…1片
  • シーフードミックス…1袋
  • マッシュルーム4~5個
  • パセリ…適宜
  • バゲット…適宜

使う道具

  • スキレット

作り方

  1. ニンニクとアンチョビをみじん切りにする。
  2. オリーブオイルとニンニク、アンチョビをスキレットに入れ、香りがするまでじっくり加熱する。
  3. 2に塩コショウとみじん切りした赤唐辛子を加える。
  4. 3にシーフードミックスとスライスしたマッシュルームを加えて、じっくり加熱する。
  5. シーフードミックスに火が通ったら、パセリを散らして完成!
  6. カットしてあぶったバゲットを添えて、召し上がれ。

メスティンで簡単燻製料理

料理がしやすい人気の焚き火台を紹介!キャンプで作りたいおすすめレシピも
(画像=引用:photoAC,『タナちゃんねる』より 引用)

メスティンを使えば、簡単におつまみになる燻製料理ができます。

材料

  • 好きな素材(ベーコン、ソーセージ、味付ゆで卵、チーズ※アルミカップなどに入れる、ナッツ類)

使用する道具

  • メスティン
  • 底網
  • 燻製チップ

作り方

  1. メスティンにアルミホイルを敷き、スモークチップを敷き詰める。
  2. 底網を置いて、食材を置く。
  3. 蓋をして10分ほど五徳や網の上で加熱する。
  4. 完成!

アルミホイルで簡単焼きリンゴ

料理がしやすい人気の焚き火台を紹介!キャンプで作りたいおすすめレシピも
(画像=引用:photoAC,『タナちゃんねる』より 引用)

ホイル料理といえば焼き芋が定番ですが、調味料を加えてリンゴを焼けば、さらにデザートらしい一品になります。

材料(1人分)

  • リンゴ…1個
  • 砂糖…大さじ1
  • バター…大さじ1
  • シナモンパウダー…小さじ1/2

作り方

  1. リンゴの芯をくり抜く。下まで突き抜けないように注意!
  2. 砂糖、シナモンパウダー、バターをくり抜いた穴に入れる。
  3. 穴を上にしてアルミホイルで二重に包む。
  4. 火の中に投入するなら30分程度、網の上に置くなら2時間程度焼く。
  5. 完成!アイスクリームを添えれば、さらに美味しくいただけます。

料理ができる焚き火台を選ぶポイント

料理がしやすい人気の焚き火台を紹介!キャンプで作りたいおすすめレシピも
(画像=引用:photoAC,『タナちゃんねる』より 引用)

焚き火台は、特に料理に向いているものがあります。ここでは、料理しやすい焚き火台の選び方を詳しく紹介します。選び方のポイントは以下の4点です。

  • ポイント①焚き火台のサイズは使用する人数・調理器具に合わせよう
  • ポイント②形状は料理がしやす深型がおすすめ
  • ポイント③網が付属されている物を選ぼう!
  • ポイント④ダッチオーブンを使用するならば五徳があると◎

それぞれ詳しく解説していきます。

ポイント①焚き火台のサイズは使用する人数・調理器具に合わせよう

焚き火台を選ぶ際に、重要なのがサイズです。焚き火台のサイズは、使用人数や使いたい調理器具に合わせて決めましょう。

大人数のグループキャンプでは、小さすぎるサイズだと全員が満足できる迫力ある焚き火にはならず、調理にも時間が掛かってしまいます。

ソロキャンプでは10cm程度の幅の焚き火台でも、お湯を沸かしたり、バーベキューを楽しんだりすることができます。

ポイント②形状は料理がしやすい深型がおすすめ

火床の深さが浅い「浅型」は薪が燃えている様子が良く見え、火ばさみなどで薪がいじりやすいので、焚き火を観賞するのに向いている焚き火台です。また薪が補充しやすいのも、浅型のメリットといえます。

対して「深型」は火床が深く、一度に薪を大量にくべられます。強い火力が出せるので、さまざまな料理に向いています。また火床をぐるりと囲む側面に網や五徳を置けるので、浅型よりも安定したポジションで調理しやすくなっています。

ポイント③網が付属されている物を選ぼう!

料理に使いたいなら、最初から網が付属している焚き火台がおすすめです。付属の網は焚き火台にしっかり装着できるので、安定したポジションで調理可能です。

焚き火台の網はバーベキューだけでなく、ケトルやスキレットなど軽量な調理器具を複数並べての調理可能です。同時進行できるので、時短になり、メニューの幅も広がります。

ポイント④ダッチオーブンを使用するならば五徳があると◎

軽量な調理器具なら網の上にも問題なく置けますが、重量のあるダッチオーブンを置くのには、不安があります。ダッチオーブンを使いたいなら、網よりも頑丈な五徳付きの焚き火台がおすすめです。

●トライポッドを使用すれば吊り下げ料理も可能

重いダッチオーブンを使って調理したいのに、五徳の耐荷重が足りなかったり、五徳が付属していなかったりする場合は、トライポッドを使う手もあります。

トライポッドに吊るせば、重いダッチオーブンも安定して調理ができます。トライポッドには、鎖の長さで火力を調節できたり、テントサイトをおしゃれに見せるメリットもあります。