観光客でにぎわう京都の花街、祇園。お茶屋の建物が並ぶ風情ある花見小路を南に歩くと、そこは建仁寺です。にぎやかな通りから一本寺院のなかにはいると、そこは別世界。自然とほどよく調和したとても静かで穏やかな空間が広がっています。

目次
1. 建仁寺の歴史
2. 建仁寺へのアクセス

1. 建仁寺の歴史

【京都】京都最古の禅寺、建仁寺は知る人ぞ知るインスタ映えスポット!
(画像=『たびこふれ』より引用)

建仁寺は臨済宗建仁寺派の大本山のお寺です。臨済宗というのは禅宗のひとつで、鎌倉時代の僧、栄西(えいさい)によって開かれました。

栄西は1168年と1187年に二度南宋(現在の中国)に留学しています。南宋で禅を学び、帰国後しばらくしてから鎌倉幕府二代将軍源頼家の力を借りて、建仁寺を開きました。ですから、日本で最古の禅寺のひとつとも言うこともできるのです。

それ以降、応仁の乱などに巻き込まれるなどして何度か火事で焼失してきましたが、戦国時代に活躍した僧、安国寺恵瓊の尽力があり復興しました。現在にも残る建物はその頃の建物が多いのだそうです。

また、江戸幕府の援助もあり、継続して修理が行われました。その後、明治維新を経て、現在のような形になったのだそうです。

2. 建仁寺へのアクセス

【京都】京都最古の禅寺、建仁寺は知る人ぞ知るインスタ映えスポット!
(画像=『たびこふれ』より引用)

JR京都駅から市バス206系統に乗り、東山安井で降ります。バス停のすぐそばには安井金比羅宮があります。安井金比羅宮を横目に見ながら細い路地を西に進むと、建仁寺があります。安井金比羅宮も合わせて行ってみるのもおすすめです。

【京都】京都最古の禅寺、建仁寺は知る人ぞ知るインスタ映えスポット!
(画像=『たびこふれ』より引用)

また、市バス祇園で下車、または京阪電車の祇園四条駅で降りて、花見小路を南に歩いても行けます。

【京都】京都最古の禅寺、建仁寺は知る人ぞ知るインスタ映えスポット!
(画像=『たびこふれ』より引用)

取材の日は桜がきれいに咲いていました。