ワカサギ釣りのエサ
ワカサギ釣りの代表的なエサは、アカムシとサシ。アカムシは食いはいいですが、すぐに弱るためこまめな交換が必要です。

サシは端的に言えばウジ虫。不潔なイメージがありますが、釣具屋で売られているものは衛生的に養殖されたものとなります。

このサシには白サシと赤く染めた紅サシがあり、色の違いで食いが変わってきます。どちらが良いかはその日によって違うので、ボート店などで聞いてみましょう。
エサの付け方
基本の付け方はちょん掛け。低活性時は、アカムシやサシをハサミで切って小さくすると食いが良くなることがあります。また、エサは新鮮でないと食いが落ちるのでこまめに変えましょう。

寄せエサも有効
また渓流釣りによく使われるブドウ虫というエサがあります。このブドウ虫を食わせ用のエサではなく、寄せエサとして使うと有効です。ブドウ虫に切り込みを入れ、仕掛けの上部の針に付けてワカサギを寄せます。
虫エサが苦手な場合の代用
虫エサよりも反応が落ちることも多いですが、人工餌やサビキ仕掛けでも釣ることができます。人工餌も虫エサ同様に何匹か釣ったら交換しましょう。

ワカサギの釣り方
ワカサギ釣りは、仕掛けにエサを付けて落とし、誘ってアタリが出たら、竿を持ち上げてアワせ巻き上げるだけの簡単な釣り。しかしこの工程で大きく釣果に差がつきます。特にタナ取りと誘い方が重要です。

狙うタナ
狙うタナ(深さ)は、基本は底付近となります。とはいえ状況や釣り場によっては中層に浮いていることがあるので、アタリがなければ幅広く探ってみましょう。

高活性時の誘い
誘い方は活性に応じて変えていきます。高活性時は基本仕掛けを落としただけでアタリがでます。朝マヅメ、夕マヅメなど大した誘いが必要ないときは、オモリを重くし手返し重視で仕掛けをどんどん落としていきましょう。

タナに仕掛けが到着したときに、ハリがフワッと浮く瞬間が誘いになります。そのまま糸をフワフワと浮かせる「たるませ誘い」なども効果的です。

また、仕掛けを落としただけではアタリが少なくなってきたら、速めに動かす誘いを入れます。竿先を段差上に徐々に上げていく「段差誘い」などを試してみるといいでしょう。
低活性時の誘い
低活性時は、ワカサギ釣りの醍醐味とも言える繊細な誘いが必要になってきます。活性が低いと思われる状況では、誘いはスローに行いましょう。食いが渋いときは、穂先を曲げて誘っている最中にアタることが多いので、竿先のモタレは見逃さないようにします。

応用的な誘いとしては仕掛けを一度タナまで落とし、ワカサギにエサを見せておいてすぐさま2mほど仕掛けを巻き上げ、またそのタナまで落とす「焦らし誘い」も有効です。