体格別足着きチェック!
バイクを選ぶ上でポイントとなってくる足着き性。
実際に店舗へ出向いたり、試乗会に参加するのが一番わかりやすいのだが、車両が「気になっている」ぐらいだと重い腰が上がらないのも事実。
ここではZ650RSを跨った、156~182cmまでの体格異なる4名のケースを見ていこう。
身長:156cm
股下:69cm
身長:165cm
体重:65kg
股下:74cm
身長:174cm
体重:70kg
股下:79cm
身長:182cm
体重:80kg
股下:81cm
156cmのライダーは両足が地面に着けられない様子。しかし、片足はしっかりと踏み降ろすことができているので、これなら信号待ちでも渋滞にはまっても、足を攣ってしまう心配もなさそうだ。
また、停車時に両足をべったり地面に着けるためには、股下が79cm以上ないと難しいのかもしれない。
尚、社外パーツとしてZ650RS用ローダウンキットが出ているので、足着きに不安を覚える人はそれらを導入するのもいいだろう。
取り回し・Uターンの小回り具合は?
コーンを3.5m幅に置いて、Z650RSの最小回転半径も見ていこう。
この3.5mとは、すれ違いや追い越しなども想定した上での一般的な車線幅とされている。普段通り慣れた国道や、高速道路の車線幅をイメージしてほしい。
両足をステップに乗せた状態でも不便なくUターンが行なえている。
最小回転半径のメーカー公表値は2.6mであるため、ハンドルをフルロックにすれば、さらなる小回りが行なえることだろう。ただしハンドルを切るほどにバランスは崩れやすくなるため注意が必要だ。
このテストでは、Z650RSに実用性十分なUターン性能があることがわかった。これなら狭く離合困難な道であっても、一度の切り返しでUターンができることだろう。