最強のペレ宙

釣れてるのに困ったと言うのもおかしな話ではあるが、この日に限っては吉田の釣果はいまだ1枚。両目も開いていない状況だ。

吉田康雄

「こうなったらボクの中では最強レベルのペレ宙をやってみるしかないですね。久しぶりなので果たして通用するのかどうかも分かりませんが」

 

久しぶりとは?

吉田康雄

「近年はペレ軽やペレ道など麩系ペレット主体のペレ宙オンリーだったんですが、昔はペレット顆粒に白いエサだけを使ったペレ宙をよくやったんですよ」

 

新ペレでしょ?すでに廃盤になった?

吉田康雄

「ですです。でも今は新ペレがないので、粒戦細粒を使ってやってみますね。ブレンド比率が正確には分からないので、ちょっと時間をください。必ず合わせますから」

 

なお、このエサ変更に合わせてウキも4番からシリーズ最大サイズの6番に変更。ハリスも2535cmとかなり短くする。

ブレンド的中で40cm上を3枚追加

正午すぎに再開。しばし調整に時間がかかったが、どうにかアタリを出せるようになったのが以下のブレンドだった。

粒戦細粒100㏄+水150㏄+もじり300㏄+軽麩300㏄でタッチは硬ボソ。それこそハリ付けに難儀するほどの硬さらしい。タックルとエサは下図。

吉田康雄のザ・チャレンジへらぶな 【ペレ宙で大型だけを狙う:第7回】<タックル図(作図:週刊へらニュース編集部 関口)

ところで練らないんでしょ?

吉田康雄

「はい。やっても押し練り程度で、あとはハリ付け時の大きさや圧力などで調整します」

 

ところがせっかくアタリが出てもカラツンが多いので、少しだけタッチをしっとりさせつつ、ハリスも4050cmに伸ばすとこれが大正解!納竿の15時半すぎまでに40上を3枚追釣し、最大は42.4cmまで伸ばすことができた。釣果は4枚(笑)。

吉田康雄

「いるはずの尺半クラスをできれば釣りたかったのですが」

 

まあでも今日は冷え込んだし、前半は天気もイマイチだったから上出来の数字じゃないの?

吉田康雄

「あれ?逆にガツンと叱られるのかと思いましたよ(笑)」

 

いやいや、ハタから見てもよくやったほうでしょ。いろいろ試行錯誤してたしね(笑)。ちなみにだけどカウンターの数字は何枚なの?

吉田康雄

「47枚です」

 

ってことは確率1割未満かぁ。やっぱり合格点はあげられないな。

吉田康雄

「ですよね」

 

次回も「ペレ宙で大型だけを狙う」です。

吉田康雄のザ・チャレンジへらぶな 【ペレ宙で大型だけを狙う:第6回】

<週刊へらニュース編集部 関口/TSURINEWS編>

▼この釣り場について
筑波源流湖
この記事は『週刊へらニュース』2022年10月7日号に掲載された記事を再編集したものになります。
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