迎える残り3試合の展望は
清水と磐田の両チーム共に不本意な形で迎えた最終盤。残り3試合と負けが許されない状況の中、次戦(10月22日)に静岡ダービー(清水VS磐田)を迎えることは、運命めいたものを感じる。
残留争いをする他チームとの勝ち点差も少なく、両者の消化試合数も少ないことから、このダービーでの勝利は残留への大きな一歩となるだろう。数々の名勝負を繰り広げてきた王国静岡の名門、清水エスパルスとジュビロ磐田。この両チームが裏天王山で激突することは残念だが、いつも以上に絶対に負けられない白熱した試合を期待せずにはいられない。
その後の清水は、一時は首位にも立っていた鹿島(10月29日)と、残留争いのボーダーラインにいる札幌(11月5日)相手の2試合を残している。試合へのモチベーションという意味では清水の方が高いことも予想される。
一方の磐田は、ダービーを含めて全てが残留争いの直接対決となる(10月29日対G大阪、11月5日対京都)。直近3試合を無敗で来ているが、負けが許されない同士の試合となるだけに難しい試合展開が予想される。勝利が残留に直結する3試合になることも事実だ。
果たして清水、磐田の両クラブは、王国静岡の誇りを守りトップカテゴリーへの残留を勝ち取ることができるのか。残された試合は3つしかない。