仕事ができる人とできない人には、どのような違いがあるのだろうか。今回は、多くの職場で働く人を見てきた清掃員に教えてもらった、「仕事ができる人が絶対に言わない口癖」と「仕事ができる人がやっている廊下での行動」を紹介する。

仕事ができる人が絶対言わない口癖2つ

仕事ができない人には、ある口癖があるようだ。何気なく口にしている口癖が、自分の印象や気持ちを左右している可能性があるだろう。実は、仕事ができる人は、次のようなキーワードを絶対に口に出さない。

忙しい、時間がない

仕事ができない人に限って、「忙しい」「時間がない」と常に仕事に追われている。優先順位をつけるなど、忙しさを解消するための工夫ができていないのが、その理由だ。仕事ができる人とできない人の差は、優先順位や力を入れるべきポイントを見極められるかどうかにある。

忙しいが口癖になっていると、時間管理ができない人だという印象を与えることにもなってしまう。自ら仕事ができないことをアピールしている可能性も、なきにしもあらずだ。

めんどくさい

仕事をしていると、「めんどくさい」と言いたくなるような場面にぶつかることもあるだろう。しかし、それを乗り越えた先に仕事の達成感を味わえるのだ。

「めんどくさい」が口癖の人は、努力が嫌いな傾向にある。「めんどくさい」という口癖が問題なのは、ネガティブな言葉を聞くと気持ちよく仕事ができないなど、周りの人にも影響を与えることだろう。周囲の人のテンションまで下げるうえ、仕事にやる気がない人と認定される可能性もある。

仕事ができる人が廊下でする行動とは

次に、清掃員が見た仕事ができる人の廊下での行動を紹介する。仕事ができる人は、見えないところで努力しているもの。仕事ができる人の特徴をマネするのが、仕事ができる人になる近道だろう。

いろいろな人とコミュニケーションをとっている

仕事は多くの人との関わり合いにより成り立つものだ。仕事ができる人は、相手から情報を引き出し、要望を正しく伝え、周りの話をよく聞くといったコミュニケーション能力に長けている傾向にある。

オフィスだけではなく、廊下でもいろいろな人とコミュニケーションをとっている様子が見られることが多い。ちょっとした変化への気づきや気遣いへの感謝など、コミュニケーションの内容は多岐にわたるが、総じて広範囲への目配りが多いことが分かる。なかには、清掃員の名前を覚えて、声をかけてくれる人もいるそうだ。

こまめにメモをとっている

空き時間に廊下でメモをとっている人もいる。最近はスマホでメモをとる人も多いなか、手書きでメモをとっている姿は印象的だろう。なんでも手書きは思考の整理になり、発想が深まることもあるようだ。

商談の記録やその場で感じたことなどは、すぐにメモをとるようにしている様子が見てとれるという。こまめにメモをとることも、仕事ができる人の特徴のひとつだろう。

小さな努力を継続することが大切

仕事ができる人は、オフィス以外の場所でも努力している様子が見られるようだ。一つひとつは小さなものでも、積み重ねると大きな差になる。マネできる行動を取り入れてみてはいかがだろうか。

文・MONEY TIMES編集部