北海道一有名になったきっかけは?
このハルニレの木が有名になったきっかけは「この木なんの木、気になる木〜」でお馴染み?のテレビCM『日立の樹』。
昭和48年〜昭和50年に放映されていた初代CMでは「この木」はアニメーションだったため、モデルはこのハルニレの木ではないか?という噂が広がりました。
実際のモチーフは、ハワイのモンキーポッドという木です。ですが、これはちょっと古い話かもしれませんね。
再びこのハルニレが注目される出来事がありました。私が初めて「ハルニレ」という言葉を聞いたのは、DREAMS COME TRUEの『Eyes to me』の歌詞だったと思います。同じような方も多いのではないでしょうか?!「ハルニレをバックで〜」の歌詞。ここでハルニレって何?と思ったものです。
この曲を作詞したドリカムの吉田美和さんは、みなさんもご存じの通り北海道出身です。しかも、池田町という豊頃町から20キロ程しか離れていない近くの町なのです。ですから、この歌詞の指すハルニレは豊頃町のハルニレで間違いない!と言われています。
春夏秋冬の魅力
ハルニレの木が立っているのは十勝川河川敷です。広い草原で四季折々に表情を変えていきます。春の柔らかな緑、強い日差しに映える鮮やかな緑、秋の紅葉など樹木の春夏秋冬の変化はもちろん、なんといっても真っ白な雪原でそびえる樹氷は、この地ならではの生命力にあふれる圧巻の美しさではないでしょうか。
また、空が広いこの場所では、朝焼けや夕焼け、星空といった空と大地と樹木のコラボレーションがここでしか見られない素晴らしい景色を見せてくれます。

(画像=『北海道そらマガジン』より 引用)