横浜を代表するクラシックホテル

関東大震災によって甚大な被害をこうむった横浜の復興のシンボルとして海外からの賓客を迎える迎賓館として、1927年(昭和2年)に誕生したホテルニューグランドは2017年12月1日で開業90周年を迎えました。


マッカーサー元帥が執務室として使ったことで知られるマッカーサーズスイート(315号室)や昭和の文豪大佛次郎が愛用した客室「(鞍馬)天狗の間」(318号室)、チャーリー・チャップリン、ベーブ・ルースなど多くの著名人が宿泊した歴史あるホテルです。本館にある「レインボーボールルーム」「フェニックスルーム」は開業当時の趣がまだ残っています。

▲本館の客室は重厚な感じを残しつつリニューアルされているのでキレイです。
ちなみにドリア、ナポリタン、プリンアラモードはニューグランドで誕生し横浜から日本中へと広まった洋食メニューなんです。ニューグランド発祥のメニューは今でもホテルの本館1階コーヒーハウスで食べられるそうですよ。

▲山下公園から観たホテルニューグランド
近くには中華街や元町があり、観光やショッピングの拠点としても便利!
ホテルニューグランド
・住所:〒231-8520 横浜市中区山下町10番地
・TEL : 045-681-1841
・アクセス:みなとみらい線「元町・中華街駅」1番出口より徒歩約1分//JR根岸線「石川町駅」より徒歩約13分
横浜中華街 誕生の歴史
1859年に横浜の開港とともにイギリスやアメリカなど多くの商人が横浜に進出しました。開港当時、西洋人は日本語がわからず、日本人も西洋の言葉が理解できませんでした。その仲介役となったのが中国人。外国の商館などで働いていた中国人は西洋の言葉を話し、日本人とは漢字で筆談ができたためビジネスの仲介役を担っていたとか。中華街の一帯は居留地として開発され中華街の原型ができました。
