目次
秋川のココがすごい その3 グルメ編
秋川のココがすごい その4 宿泊編

秋川のココがすごい その3 グルメ編

黒茶屋 

秋川沿いの風光明媚な"岩瀬峡"の近くに、約250年前に建てられた庄屋造りの家屋を利用して造られた料理屋です。

【西多摩・秋川】がおすすめ「東京にまだこんな素敵な場所があったなんて・・・」
(画像=『たびこふれ』より引用)

この建物は昔繭から糸を紡ぐ製糸工場だったそうです。緑深い敷地の中に東屋、水車などが情趣を醸し出します。この記事で連発して恐縮ですが、まるで京都か鎌倉にいるよう・・・

【西多摩・秋川】がおすすめ「東京にまだこんな素敵な場所があったなんて・・・」
(画像=『たびこふれ』より引用)
【西多摩・秋川】がおすすめ「東京にまだこんな素敵な場所があったなんて・・・」
(画像=『たびこふれ』より引用)

母屋に入るとお部屋までの廊下もしっとりと落ち着いています。

【西多摩・秋川】がおすすめ「東京にまだこんな素敵な場所があったなんて・・・」
(画像=『たびこふれ』より引用)

こちらで頂いたのがランチ「雪笹」3,900円(平日15時まで)

【西多摩・秋川】がおすすめ「東京にまだこんな素敵な場所があったなんて・・・」
(画像=『たびこふれ』より引用)

木の箱2段で供された前菜です。

【西多摩・秋川】がおすすめ「東京にまだこんな素敵な場所があったなんて・・・」
(画像=『たびこふれ』より引用)

そして木の蓋を開けると・・・

【西多摩・秋川】がおすすめ「東京にまだこんな素敵な場所があったなんて・・・」
(画像=『たびこふれ』より引用)

すべてがレベルの高いお味でしたが、特にここ黒茶屋名物でもある勾玉(まがたま)豆腐が美味しかったです(下段箱の左上)。これまで食べたことのない、コクのあるクリームチーズのような舌触りの逸品です。勾玉豆腐はおみやげで購入することも出来ます。

メインは2択で私は山女魚(ヤマメ)の唐揚げをいただきました。

【西多摩・秋川】がおすすめ「東京にまだこんな素敵な場所があったなんて・・・」
(画像=『たびこふれ』より引用)

もうひとつのメインは鶏肉の朴葉焼。

【西多摩・秋川】がおすすめ「東京にまだこんな素敵な場所があったなんて・・・」
(画像=『たびこふれ』より引用)

お椀は白味噌で粕汁のようなコクがありました。

【西多摩・秋川】がおすすめ「東京にまだこんな素敵な場所があったなんて・・・」
(画像=『たびこふれ』より引用)

茶碗蒸しです。

【西多摩・秋川】がおすすめ「東京にまだこんな素敵な場所があったなんて・・・」
(画像=『たびこふれ』より引用)

揚げ物(てんぷら)はジャガイモの大葉巻き(上)、干し柿(左下)、ふきのとう(右下)です。干し柿の天ぷらは生まれて初めて食べました。うまく言葉で表現できませんが、また食べたい味でした。

【西多摩・秋川】がおすすめ「東京にまだこんな素敵な場所があったなんて・・・」
(画像=『たびこふれ』より引用)

食事も2択。よもぎうどん、または自然薯のとろろ飯です。

【西多摩・秋川】がおすすめ「東京にまだこんな素敵な場所があったなんて・・・」
(画像=『たびこふれ』より引用)
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(画像=『たびこふれ』より引用)

デザートは柚子ゼリーとおやき(餡)

【西多摩・秋川】がおすすめ「東京にまだこんな素敵な場所があったなんて・・・」
(画像=『たびこふれ』より引用)

ゆずゼリーはゆずの味と香りが華やかに効いていて柑橘類好きにはたまりません。おやきも香ばしく餡の甘さもひつこくなく上品な味でした。

ランチからこんな贅沢していいんでしょうか。。。

黒茶屋は大切な人とゆったりと落ち着いたひとときを過ごしたい時にぴったりの大人のお食事処です。敷地内の庭園は散策できますので、食前食後にも、素敵な空間に身を置くことができます。最初から最後まで風雅に包まれた昼食でした。

【西多摩・秋川】がおすすめ「東京にまだこんな素敵な場所があったなんて・・・」
(画像=『たびこふれ』より引用)
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燈々庵(とうとうあん)

黒茶屋の姉妹店で黒茶屋が山里の茶屋イメージなのに対し、燈々庵は懐石料理のお店です。
江戸時代から17代の永きにわたり続いてきた旧家の邸宅敷地内にあった土蔵を改装して作られた食処とギャラリーで、立地は町の中なのですが、そうとは思えない静かでおちついた雰囲気です。こちらは建物のみ見学しました。

【西多摩・秋川】がおすすめ「東京にまだこんな素敵な場所があったなんて・・・」
(画像=『たびこふれ』より引用)
【西多摩・秋川】がおすすめ「東京にまだこんな素敵な場所があったなんて・・・」
(画像=『たびこふれ』より引用)
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(画像=『たびこふれ』より引用)

こちらは特別な日におしゃれして訪れたいお店ですね。

やまざき酒舗

サイクリングの途中でランチに立ち寄ったやまざき酒舗。秋川沿いにあり、季節にはホタルが見られるそうです。

【西多摩・秋川】がおすすめ「東京にまだこんな素敵な場所があったなんて・・・」
(画像=『たびこふれ』より引用)

自家栽培の野菜を使った大皿葉っぱ料理が名物です。元々は酒屋さんで、ご主人が無農薬で丹精込めて作られたお野菜を煮物に調理して地酒「喜正」を中心にお酒と楽しめるお店です(写真は4人前)。

【西多摩・秋川】がおすすめ「東京にまだこんな素敵な場所があったなんて・・・」
(画像=『たびこふれ』より引用)

見てください、この野菜の煮物。ごちそうでしょう?きんぴらごぼう、ほうれん草の白和え、里いも、じゃがいも、大根、こんにゃく。そのどれもが美味しいのです。ホント驚きました。そしてここやまざき酒舗の大人気メニューがこちら。

【西多摩・秋川】がおすすめ「東京にまだこんな素敵な場所があったなんて・・・」
(画像=『たびこふれ』より引用)

特製スープです。はまぐり、エビ、ホタテ、マッシュルームが入った熱々のスープでこれでメインになるほど豪華なスープです。あまりの美味しさにパイ生地を開けたところを写真に撮るのを忘れてしまいました。お食事は肉か魚の2択で私はカジキマグロを注文しました。

【西多摩・秋川】がおすすめ「東京にまだこんな素敵な場所があったなんて・・・」
(画像=『たびこふれ』より引用)

このメニューは山里コース2,900円です。

【西多摩・秋川】がおすすめ「東京にまだこんな素敵な場所があったなんて・・・」
(画像=『たびこふれ』より引用)

店内は肩肘張らない気軽な雰囲気。私は個人的に、今回の取材の食事の中ではここやまざき酒舗の素材と味つけが一番気に入りました。

地元お肉屋さん「松村精肉店」の秋川牛メンチ

秋川には秋川牛というブランドがあります。秋川牛、聞いたことない?はい、私も初めて聞きました。実は秋川牛の生産者はおひとりだけだそうです。ほぼすべて地元で消費され、東京23区には出回らないそうです。その秋川牛を提供しているのがあきる野市で創業70年の老舗 松村精肉店さんです。

【西多摩・秋川】がおすすめ「東京にまだこんな素敵な場所があったなんて・・・」
(画像=『たびこふれ』より引用)

サイクリングの途中で立ち寄りました。ここでぜひ食べて欲しいのが、秋川牛を使ったメンチです。

【西多摩・秋川】がおすすめ「東京にまだこんな素敵な場所があったなんて・・・」
(画像=『たびこふれ』より引用)

地元のお肉屋さんって感じですよね~。秋川牛を使ったメニューはメンチ(180円)とコロッケ(130円)。

【西多摩・秋川】がおすすめ「東京にまだこんな素敵な場所があったなんて・・・」
(画像=『たびこふれ』より引用)

イチオシの秋川牛メンチをいただきました。

【西多摩・秋川】がおすすめ「東京にまだこんな素敵な場所があったなんて・・・」
(画像=『たびこふれ』より引用)

「う、うまい!」なんだこの甘味とジューシーさは!秋川に行ったらあなたにもぜひ食べてもらいたい!ほんとウマいです!

秋川のココがすごい その4 宿泊編

兜家旅館(かぶとや)

【西多摩・秋川】がおすすめ「東京にまだこんな素敵な場所があったなんて・・・」
(画像=『たびこふれ』より引用)

JR武蔵五日市駅から西へ約25km。秋川の上流に位置し、奥多摩三山(大岳山、御前山、三頭山)のひとつ三頭山(みとうさん)の麓、渓流沿いに佇む歴史ある屋敷を改装した宿。築200年を超える兜家造りの母屋を持つ旅館で現当主の岡部さんは19代目(兜造りとは養蚕に適した建築様式で、温度管理しやすく夏暑くないのが特徴)。

【西多摩・秋川】がおすすめ「東京にまだこんな素敵な場所があったなんて・・・」
(画像=『たびこふれ』より引用)

鬼平犯科帳を思いだしてしまうのは私だけ・・・?

【西多摩・秋川】がおすすめ「東京にまだこんな素敵な場所があったなんて・・・」
(画像=『たびこふれ』より引用)

本館と新館があり、囲炉裏付きで二間続きの客室もあります。山菜、川魚、猪などの山の幸を供し、囲炉裏端での炭火焼き料理が楽しめるデラックスプランも。川のせせらぎ、鳥のさえずり、木のぬくもり、山里の静寂。建物だけでなくそういう贅沢が味わえることこそが兜家旅館の魅力といえるでしょう。

【西多摩・秋川】がおすすめ「東京にまだこんな素敵な場所があったなんて・・・」
(画像=『たびこふれ』より引用)
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こちらがフロントです。

【西多摩・秋川】がおすすめ「東京にまだこんな素敵な場所があったなんて・・・」
(画像=『たびこふれ』より引用)

渓流を見おろせる部屋。

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(画像=『たびこふれ』より引用)

囲炉裏のある部屋

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(画像=『たびこふれ』より引用)

宿入りしたら先ずはお抹茶でおもてなし。

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(画像=『たびこふれ』より引用)

建物は築200年ですが、トイレなど設備は機能的です。

【西多摩・秋川】がおすすめ「東京にまだこんな素敵な場所があったなんて・・・」
(画像=『たびこふれ』より引用)

ではいよいよ山里の囲炉裏端で至福の夕宴をいただきます。

【西多摩・秋川】がおすすめ「東京にまだこんな素敵な場所があったなんて・・・」
(画像=『たびこふれ』より引用)
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(画像=『たびこふれ』より引用)
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(画像=『たびこふれ』より引用)
【西多摩・秋川】がおすすめ「東京にまだこんな素敵な場所があったなんて・・・」
(画像=『たびこふれ』より引用)
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(画像=『たびこふれ』より引用)

山菜が並び、秋川の銘酒「喜正(きしょう)」が冴えわたります。

【西多摩・秋川】がおすすめ「東京にまだこんな素敵な場所があったなんて・・・」
(画像=『たびこふれ』より引用)
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(画像=『たびこふれ』より引用)
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(画像=『たびこふれ』より引用)
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(画像=『たびこふれ』より引用)
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(画像=『たびこふれ』より引用)
【西多摩・秋川】がおすすめ「東京にまだこんな素敵な場所があったなんて・・・」
(画像=『たびこふれ』より引用)
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(画像=『たびこふれ』より引用)

メインは野趣あふれる炭火焼(肉、山女魚、野菜)です。

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(画像=『たびこふれ』より引用)
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(画像=『たびこふれ』より引用)
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時を忘れて夜更けまで語り合った夕宴。あくる日の朝食はこちらです。

【西多摩・秋川】がおすすめ「東京にまだこんな素敵な場所があったなんて・・・」
(画像=『たびこふれ』より引用)

朝とは思えないほどの品数でしょう?山菜を中心に湯豆腐と、胃に優しいごちそうでした。

兜家旅館に泊まってみた感想ですが、古民家を改装して旅館にした建物は最近増えていますが、ここは"本物"です。玄関をくぐって目に入る重厚感のある柱、梁、階段、廊下は歴史の深さを感じさせ、そこに漂う空気の圧倒的な存在感。古さをことさらにアピールするのではなく、機能的な面(トイレ、浴室、床暖房など)もバランスよく備わっています。

兜家旅館は客室16室(収容70名)で、大浴場は24時間入浴可能です。
19代目当主の岡部さんは古いものを守るだけでなく新しいものも積極的に取り入れる性格で、ドローンで兜家、檜原村の映像を撮り、WEBで公開されています。