お嬢様言葉の使い方

お嬢様言葉を使ってみたいと思っているけれど、実際にどのような使い方をしたらよいかわからないという方もいるでしょう。お嬢様言葉の使い方をマスターして、お上品な女性を目指してください。
使い方①語尾
お嬢様言葉を使用する時は、語尾を上げないこと、伸ばさないことがポイントです。語尾を上げてしまうと下品な印象を与えてしまいますが、疑問形の時だけは相手に伝わらないこともあるため、上げる傾向にあります。
語尾を伸ばすのもだらしない印象を与えてしまいやすいです。また、お嬢様言葉では語尾に「ですの」「ですわ」「あそばせ」などをつけます。例えば、「わたくしこれからディナーにお出かけですの」「今日は良いお天気で清々しいですわ」「ごめんあそばせ」などという表現の仕方をします。
使い方②挨拶

お嬢様言葉での日常的な挨拶には「ごきげんよう」があります。出会った時はもちろん、相手と別れる時や自己紹介を行う時にも使用されることが多いです。「ごきげんよう。お久しぶりです。」「お先に失礼いたします。ごきげんよう。」という使い方をします。
「ごめんくださいませ」もお嬢様言葉ではよく聞かれることが多いです。自宅にお邪魔したり、お店でスタッフに声をかけたい時に使用されます。例えば、「ごめんくださいませ。お招きありがとうございます。」というような使い方をします。
また、久しぶりの意味が込められている「ご無沙汰いたしております」では、「ご無沙汰いたしております。お元気でしたか?」との使い方もあります。
使い方③褒め言葉

人間関係でのコミュニケーションにおいては、褒めることが大切です。どこを褒めたら良いのか難しいと思うかもしれませんが、簡単に褒めることができるのが服装や容姿のことです。
お嬢様言葉で褒める時には、「いらっしゃる」を語尾につけることで上品な言葉遣いになります。例えば、「お肌がキレイでいらっしゃる。うらやましいですわ。」「いつも服装がオシャレでいらっしゃる」「品が良くていらっしゃる」というような使い方をします。
悪口もお嬢様言葉に変換

悪口は普通の言葉では下品なイメージになりがちですが、お嬢様言葉に変換すると普通に言うよりはオブラートに包むことができ、穏やかで柔らかい印象を与えることができます。以下をお嬢様言葉に変換してみましょう。
変換①太ってる人に対して
「太っている」「デブ」といったワードは相手をけなす用語となります。お嬢様言葉に変換すると「ふくよかでいらっしゃる」です。「ふくよか」には可愛らしいという意味合いも込められているので、ポジティブ要素も強い言い方になります。
変換②ムダ毛がある人に対して

ムダ毛がある人に対して、「毛がボーボーですよ」とは言えません。お嬢様言葉ではキレイな言葉遣いを大切にしているため、毛を草に置き換えて「庭師が必要ね」といったように面白い表現の仕方ができます。
変換③趣味が悪い人に対して
お嬢様言葉では趣味が悪いことを個性的に置き換えて、「個性的でいらっしゃる」と表現することができます。趣味が悪い、センスが悪いとストレートに表現できないので、オブラートに包んで言葉にします。
変換④騒がしい人に対して
相手が騒がしくてうるさいと思うことがある場合は、「いつもお元気そうで」と変換します。お嬢様言葉では「うるさい」という意味を込めています。