お嬢様言葉はエレガントな言葉遣いが魅力的です。女性らしい言葉遣いに憧れる方も多いのではないでしょうか。悪口も普通の言葉で言うと良いイメージは持たれませんが、お嬢様言葉に変換することで悪いように聞こえなく、逆に面白い印象を与える場合もあります。今回は、お嬢様言葉の3つの鉄則や言葉遣いの特徴、悪口をお嬢様言葉に変換するとどうなるかをご紹介していくので、参考にしてみてください!
お嬢様言葉とは?3つの鉄則

お嬢様言葉とは、女性らしい言葉遣いのことで、エレガントで素敵な女性というイメージを持たれることが多いです。お嬢様言葉の3つの鉄則をご紹介していくので、きれいな言葉で話ができるようになりたいと思っている方はチェックしてみてください。
鉄則①言葉を省略せずに話す
言葉を省略して話す場合も多いですが、お嬢様言葉では省略せずに話すことが特徴です。語尾まで丁寧に言葉で伝えることによって、上品な印象を与えます。
例えば、会話の内容に納得した場合、「わかった」「OK」というような文字を日常的に使いますが、お嬢様言葉では「承知いたしました」などと丁寧でエレガントに返します。より相手にもわかりやすいように伝えるようにしているのです。
鉄則②家族や友達にも敬語

お嬢様言葉では、上下関係や親しい間柄かどうか関係なく、全てにおいて敬語を使います。相手に対して曖昧な言葉では伝えたくない、きちんと理解できるように話したいという表れなのかもしれません。
鉄則③謙譲語を意識する
丁寧な言葉遣いと言っても、敬語には尊敬語・謙譲語・丁寧語の3つがあります。それぞれどのような時に使用する敬語なのかを理解していても、実際に敬語を使う場面になると二重敬語になってしまうなど変な日本語で伝えてしまうといったことも多くあるでしょう。
尊敬語と謙譲語が混同しないように、謙譲語を意識しながら使い分けをすることが大切です。自然と美しい言葉が出てくるようになれば、上品さも増します。
お嬢様言葉の特徴

お嬢様言葉を使ってみたいと思っている方もいるでしょう。品のある言葉遣いで魅力的な女性になりたいものです。お嬢様言葉にはどのような特徴があるのかをご紹介していきます。
特徴①言葉が丁寧で綺麗
お嬢様言葉は、丁寧で綺麗なのが特徴的です。何でもいいから相手に伝わりさえすれば良いという考えは持っていません。相手に対してどのような言葉を使えばしっかり伝わるか、1つ1つのワードを大切にして、選んで話をしています。
特徴②ゆっくりな話し方
お嬢様言葉では、ゆっくりな話し方をします。焦って伝えるということはありません。例え周りにいる方の口調が早くても、自分のペースはしっかりと守っているので、相手にしっかりと伝えるためにもゆっくりな話し方になります。
特徴③否定的な言葉を使わない

例え上品な方であっても、否定的な感情は誰もが少しは持っているものです。それをそのまま口に出しては、下品な印象を与えてしまいますし、度が過ぎると周りも良い気持ちにはならないでしょう。
お嬢様言葉では、否定的な言葉を使うことはありません。オブラートに包んで直接的には言わないので、柔らかい印象を与えることができます。
特徴④名詞や形容詞の前に「お」「ご」を付ける
お嬢様言葉では、名詞や形容詞の前に「お」や「ご」を付けるのも特徴の1つです。例えば、「お話」「お会いしました」「ご連絡」「ご意見」「ご案内」というような使い方をします。
「お」や「ご」を付けるだけで、自然とエレガントな言葉に聞こえてくるのです。お嬢様言葉をマスターしたいと思っている方には、こちらは取り入れやすいのではないでしょうか。
特徴⑤肯定する場合は「左様でございます」

お嬢様言葉では、肯定する場合は「左様でございます」と言います。「左様」は「その通り」「そのよう」という意味があり、相手に意見に対して賛同・肯定する時に用いられる言葉遣いになります。
特徴⑥一人称は「わたくし」・呼称は「〇〇様」
一人称では「わたし」という方が多いですが、お嬢様言葉では「わたくし」と言います。「わたくし」と言うと上品に聞こえますが、今まで「わたし」と言っていた場合はなかなか変えるのが難しいと感じるかもしれません。
まずは初対面の相手の前で名乗るようにし、慣れてきたら自然と言葉で出るようになるでしょう。また、相手のことは「〇〇様」と呼びます。一般的にはさん付けが多いですが、家族に対してもお父様・お母様といった呼び方をします。
様をつけることで、上品な人というイメージになるでしょう。中には、様付けはよそよそしい、さん付けやちゃん付けで呼んでほしいと思っている方もいるので、周りに合わせることも必要になってきます。