今回紹介する釣り場は埼玉県東松山市にある九頭竜沼。定期的に新ベラが放流されているので魚影がとても濃く、最盛期は管理池に匹敵するほどの釣果が上がる。池はこぢんまりしているが、初心者からベテランまで楽しめる釣り場だ。
(アイキャッチ画像提供:週刊へらニュース山野正義)
九頭竜沼の概況
異常気象で今年は9月に入っても暑い日が続いていたが、ここに来て朝夕はめっきり秋を感じるようになった。これからはひと雨ごとに気温は下がり、秋ベラ釣りが本番を迎える。
![今週のヘラブナ推薦釣り場2022【埼玉県・九頭竜沼】](https://tsurinews.jp/data/wp-content/uploads/2022/10/20221007hr0204.jpg)
埼玉県の滑川町から東松山市、嵐山、小川町付近はかんがい用の溜め池が密集している。そこに漁協や愛好会などでヘラブナを放流した釣り場がある。九頭竜沼もその中のひとつで、昔は釣り堀だったという話もある。
現在は愛好会のメンバーが池を管理している。池の周囲は100mほどだが水深は満水で平均2.5m前後ある。藻が生えているので水質がよく、透明度が高い。そのため、ハリ掛かりさせた時に水中で銀鱗を光らせて走り回る元気ベラの姿が肉眼でも見える。
釣れるサイズは9寸前後が中心だが、型のわりには引きが強いのが特徴でもある。駐車場からポイントまで近く、桟橋からの釣りになるので足場もいい。手軽にヘラブナ釣りが楽しめる。
ポイント
人気があるのは駐車場のすぐ後ろにある東桟橋。連日のようにエサ打ちがされているので、居着きの魚が多い。桟橋の右角は最深部で満水時は竿8尺のチョウチン釣りが楽しめる。
![今週のヘラブナ推薦釣り場2022【埼玉県・九頭竜沼】](https://tsurinews.jp/data/wp-content/uploads/2022/10/20221007hr0203.jpg)
南桟橋は夏場の一級ポイント。こちらも東桟橋同様、居着きの魚が多い。これからは正面から季節風が吹く。日並みのいい日に入釣すれば、魚が着いているので安定した釣果が上がる。
![今週のヘラブナ推薦釣り場2022【埼玉県・九頭竜沼】](https://tsurinews.jp/data/wp-content/uploads/2022/10/20221007hr0201.jpg)
北桟橋はこれからの一級ポイント。後方にトタンなどの風避けが設置されているので、冬場でも暖かい。ただし、正面から太陽が上がるので偏光グラスが必要。風がない日は暖かく、真冬でも防寒着が要らない時もある。現在、桟橋の奥寄りの約半部が張り替え途中で入釣不可だが、今期の減水中に修理予定になっている。
![今週のヘラブナ推薦釣り場2022【埼玉県・九頭竜沼】](https://tsurinews.jp/data/wp-content/uploads/2022/10/20221007hr0202.jpg)
タナは1m以上の規定がある。釣り時間は10月1日~3月31日まで6時30分~16時、4月1日~9月30日まで6時~17時。その他の規定は、看板に書いてあるので注意しよう。