25cm級ブラウントラウト登場
大岩の側面を撫でるようにスプーンをトレースさせると引ったくるようなバイトが。すかさずアワセを決めると、ニジマスとは異なるイワナに近い重いファイト。引き寄せてランディングネットですくうと25cm程のブラウントラウトでした。
近隣の小さな支流で繁殖しているらしくこの近辺ではこの20~25cmサイズが時折姿を見せます。
実績場で良型ニジマスヒット
その後さらに釣り下り、実績のある深瀬コースに差し掛かりました。1m~1.5m程の水深が50mほど続く今まで何度か大物を逃している好ポイント。流芯脇に7gのスプーンをアップクロスでキャスト。
根がかりに気を付けながらドリフトさせると、物凄い勢いで引ったくられたので、すかさずフッキング。今回はしっかり刺さった感覚がありロッドに重みが乗ります。
ニジマスはジャンプを繰り返しますが強烈なバイトの割りに意外とすぐに寄せれたので余裕のランディング。筋肉質な35cmの個体で、よくエサをとれているのか健康的なコンディション。
すぐに撮影を済ませリリースし、続きから今度はダウンクロスで5.5gのスプーンを流すと先ほどの個体を遥かに超える強烈なバイトが。ロッドを強くあおりフッキングするとバットからぶち曲がるロッド。大物と確信した矢先「バチン!」とラインブレイク。
スナップの結び目で切れてしまったようでスプーンを持っていかれてしまいます。バーブレスフックなのでその内抜けるとは思いますが、悔しさより少しの罪悪感を感じその日はそれで終了としました。
後日に本流ヤマメも
数日後の夕方、また同じポイントに立っていました。昼間に先行者が叩いていたようであまり反応を得られず、キャッチしたのは15cmに満たないニジマスのみ。夕マヅメの釣りではよくあることなのであまり気にせず、7gのスプーンをダウンクロスで対岸際のボサ手前に打ち込みます。
少しラインを送り出し、深瀬の低層にスプーンをステイさせます。2度ほど同じコースを流し、3度目はステイさせてから煽るようにジャークすると直後にドシンとしたバイト。すかさずアワせるとニジマスともブラウンとも違う、ローリングが発生させる重みのある振動からヤマメと確信。慎重にやりとりしていきます。
口切れしないように焦らず寄せてすくい上げたのは鮮やかな本流ヤマメ。立派な体高の27cmでした。先行者がいたとしてもとりあえずやってみるのが大切だと改めて感じた釣行でした。
<小峠龍英/TSURINEWSライター>
尻別川