筆者の住むニセコエリアで最も人気のある河川はやはり尻別川です。激戦区ですが、地元アングラーならではのタイミング&狙い澄ましたポイントで、ニジマスにブラウントラウトにヤマメと対面したルアー釣行をお届けします。
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(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター小峠龍英)
道内屈指の釣り激戦区「尻別川」
私の住むニセコエリアで最も人気のある河川はやはり尻別川です。ハイシーズンであれば週末はもちろん平日でも有名ポイントには道内外からの釣り人が入っていて、川幅が50m以上の大規模なポイントだとフライアングラーが等間隔に「杭」と化している光景も珍しくありません。
ネットに情報が乗っているような有名なポイントは叩かれている前提で臨まないと、全く結果が出ないこともあります。
ローカルの強みを生かして
激戦区である尻別川ですが、現地在住の強みを生かしてあまり知られていないようなポイントを開拓してみたり、適切なタイミングを狙って結果を出すことが可能です。
特に朝夕のマヅメ時は地元アングラーの独壇場です。私の場合、基本的には早朝か夕方の限られた時間を使って効率よく攻略することが多いです。開拓したポイントは大体アクセスが困難な場合が多く、限られた時間内で攻略するのが厳しいので仕事前釣行には不向きです。
本流ルアートラウト釣りのタックル
基本タックルは6.6ftのトラウトロッドと3000番のスピニングリールの組み合わせにPEライン0.8~1号+ショックリーダーのナイロンライン8lb~12lbを使っています。
私の場合、本流では基本的にスプーンを中心に釣りを組み立てています。ミノーと比べても飛距離を稼ぎやすく、向かい風の状況でもキャストしやすいからです。また個人的に本流のメインターゲットとなるニジマスはスプーンの方が反応が良い気がするのも理由の一つです。
タックル
ロッド:Record breaker 6.6L
リール:レガリス 3000
ライン:ピットブル PE 1号
ショックリーダー:ナイロンライン 8lb~12lb
ルアー:デベロップシェル5g、7g/クルセイダー7g/Art Fishing Bite 5.5g~7g/マスケグ 5.2g/ノーザンバイト 6.8g~12g
バイトあるも針掛かりせず
8月初旬の夕方は明るい時間が長いので仕事後の釣りは夏の楽しみの一つです。その日も家から車で10分足らずでアクセスできる本流ポイントへ。入川後、対岸ボサ際やや上流に向かってスプーン5.5gをキャスト。少しだけスプーンを沈め、ロッドを立てて流れと平行に流します。
一通り流して反応がなければ、別のカラーに変えるか重さを変えて違うレンジを通します。ニジマス特有の強いバイトがありましたがうまくフックに乗らず、という展開が2回ほど続きうんざりしてきた頃、大岩が深瀬の真ん中に鎮座しているポイントに着きました。