グループC:ロベルト・レバンドフスキ(ポーランド)
今2022/23シーズンより、バルセロナへ活躍の場を移したポーランド代表FWロベルト・レバンドフスキ。移籍初年度にも関わらずここまで9ゴールと一切期待を裏切らない活躍を見せている。
過去の実績から、現役選手の中でも「得点王」というタイトルが最も似合う選手でもあるレバンドフスキ。カタールW杯のグループリーグ内にはアルゼンチンを筆頭に難敵が多いが、年齢的にも34歳と今大会にかける思いは大きいだろう。W杯という大舞台でも、その得点力が見られるのか大いに注目だ。
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グループD:カリム・ベンゼマ(フランス)
一時は代表を追放されていた経歴を持つフランス代表FWカリム・ベンゼマ。2021年に代表へ復帰して以降、UEFAネーションズリーグ決勝のゴールなど結果を残し、王者フランスの前線にさらなる火力を与えている。
所属先のレアル・マドリードでも、昨2021/22シーズンはラ・リーガとチャンピオンズリーグ(CL)で得点王を獲得するなど充実のものとなっていた。今季も着実に得点を重ねていたが、9月のCLで負傷。カタール大会への影響も心配されるが、無事復帰すれば代表を離れていた約5年間の分もゴールという結果での活躍が期待される。
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グループE:トーマス・ミュラー(ドイツ)
南アフリカW杯(2010年)では得点王、ブラジルW杯(2014年)でも5得点を挙げるなど、W杯という大舞台で輝きを放ってきたドイツ代表FWトーマス・ミュラー。前回大会(2018ロシアW杯)は無得点で終わってしまっただけに、雪辱に燃えていることだろう。
一方でロシア大会以降は代表から離れた期間もあり、国際Aマッチでの得点は減少傾向にある。しかし、相性のいいW杯という舞台であることに加え、所属先のバイエルンでは安定した活躍を見せていることから、やはり期待が集まることも事実だ。
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グループF:ロメル・ルカク(ベルギー)
ベルギー代表の最多得点記録保持者であるFWロメル・ルカク。前回大会(2018ロシアW杯)では4得点1アシストで3位に貢献し、自身もブロンズブーツを受賞している。今2022/23シーズンはレンタル移籍でインテルへ復帰。初戦からゴールをマークするなど、W杯イヤーは快調な滑り出しとなっていた。しかし、8月には怪我が報じられ復帰が待たれる状況だ。
エデン・アザールやケビン・デ・ブライネらいわゆる「黄金世代」が円熟期を迎えて挑むベルギー。その一角を担ってきたルカクの復帰と復調がもたらすゴールこそが、W杯過去最高順位への足掛かりとなるだろう。
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