地震や火災を想定して定期的に行われる防災訓練。学生時代に、誰もが一度は経験したことがあるはずです。私が在籍していた保育園でも定期的に防災訓練が実施されており、万一の時に子どもたちの命を守れるよう、真剣に取り組んでいました。
いつどこで起こるかわからない災害。保育園・幼稚園だけでなく、家庭でも「おうち防災訓練」をすることをおすすめします。この記事では、小さな子ども向けの家庭でできる防災訓練の方法をまとめました。
■ 安全な場所をゲーム感覚で探してみる
ダイニングテーブルの下、ベッドの下など、地震が起きた時にどこにどう隠れるかを親子で考えてみましょう。「頭とお尻を隠せる場所はどーこだ?」など、クイズ形式にすると楽しみながら訓練をすることができます。
園の訓練では机の下に隠れることが基本ですが、家庭の場合は、寝ている時、お風呂に入っている時など、色々なシチュエーションで安全な場所を考えてみましょう。
■ 停電時に備えて、家族で電気無しで過ごしてみる
暗所が苦手な子は意外と多いため、疑似的に停電を体験し、突然の停電に備えましょう。保育園や学校で訓練が行われるのは昼間のみ。夜間の防災訓練については、未経験な子どもがほとんどです。
キャンドルや懐中電灯などで雰囲気を盛り上げるなど、ひとつのイベントとして親子で楽しみながら取り組みましょう。子どもが怖がらない工夫をすることで、停電時の恐怖を和らげることができます。大人も、停電の疑似体験をすることによって新たな気付きがあるかもしれません。
【おうちキャンプで楽しく訓練】
停電、断水を疑似体験するためのおうちキャンプもおすすめです。リビングにテントを張り、家族で楽しみながら防災訓練をすることができます。