メバルの時期が近づいている。ライトゲームのメインターゲットだ。ソルトルアー入門にも最上の練習台といえるだろう。早ければ10月末、例年11月スタートの釣り物で、極寒期を除いて5月頃まで釣れるメバルのポイントについて、初秋からチェックしておきたい。

(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター井上海生)

2022年メバルシーズン間近 開幕前にしておきたい【釣り場の確認法】

10月末にはメバルがスタート

メバルのスタートは、例年11月頃である。この魚の適水温は14℃くらいだが、筆者の感覚では、16℃くらいからでも、ぽつぽつと釣れ始める。12月、1月くらいまで釣れて、2月3月の極寒期はお休み。海水温が10℃を下回ると、ほとんど食ってこない。徐々に水温が上がり始める4月5月となると、また釣れ始める。

早ければ10月末からのスタートなので、この記事を書いている現在の9月27日には、もう1ヵ月後に迫っていることになる。仕事などの関係でそれほど釣行にいけない人は、実はそんなに時間に余裕がないとも言える。

年々人的プレッシャーが高くなり、個体数も減っている魚なので、簡単に狙えるターゲットとはいえ、確実に釣れる場所を押さえておきたい。初秋からポイントは見ておくべきだ。

2022年メバルシーズン間近 開幕前にしておきたい【釣り場の確認法】2021年のアーリー・メバル(提供:TSURINEWSライター井上海生)

基本は足元、部分的にオープン

メバリング(メバルのルアーフィッシング)のポイントの、基本について確認しよう。前提として、メバルの活性が高くなり海面直下で釣れる、夜のパターンから絞り込んでいく。

まずは足元

メバルは堤防際に着く魚で、どんなポイントでも、まずは足元から釣っていく。ジグ単の釣りだけならば、足元だけでもいい。ポイントをちょこちょこ移れば、テンポよく釣れる。

2022年メバルシーズン間近 開幕前にしておきたい【釣り場の確認法】足元チェックが基本(提供:TSURINEWSライター井上海生)

コツは、ヘッドウェイトをなるべく軽くすること。0.6g、0.8をメインウェイトにして、ゆっくりと表層をリトリーブ。あまり余計なアクションは加えず、静かに釣っていこう。

メバルは見切りも早く、スレやすいので、乗せきれないアタリが出ても深追いせず、簡単に移動してしまった方がいい。バラシや、釣れた場所でのリリースも避けたい。スレる。

オープンウォーター

続いてオープンウォーターである。メバルが足元についていないときにチェックする。

オープンウォーターのメバルは、マヅメと潮の上げ下げの回遊個体と、底の地形変化についた居着きにわかれる。また、混泳するアジがまったくいないときに、キワからちょい投げしたところで出ることも多い。このパターンは、ワーミングでもプラッギングでも釣れる。

マヅメ、潮の上げ下げの回遊個体は、潮通しのいいミオ筋や水道のような場所を、マイクロメタルのリトリーブか、1.2gくらいのウェイトのワーミングでファストに狙うとよい。

底の地形変化に着いたメバルは、そのポイントまでの距離にもよるが、基本的にプラグで狙う方がいいだろう。ワームでは、沖に投げると、メバルが主に着く表層のレンジキープが難しい。プラグには、シンキング、フローティングで、造りによってそれぞれ潜行レンジが設定されているので、表層なら表層、ちょっとレンジが入ったところなど、ルアーそのものの能力でレンジをきれいにトレースできる。