血痕が洋服に付着していた

ピーク時間が去り、ひと息つこうとしていた時でした。先輩が店にあるお洋服をみて、ビックリした声をあげたのです。

私は何事が起きたのかと思い、駆け寄るとお畳みしているお洋服の3枚〜4枚ほどが血痕で汚されていました。

さらにジャケットや、パーカーにも血痕がついているのがわかりました。

明らかにこれはおかしいと、犯人さがしをしていましたが、ふと私の小指を見てみると、テープカッターのキズにより出血しているのが見えたのです。

先輩にも見られ、もはや言い逃れはできない状態でした。それは私が接客をしているときに知らず知らずのうちに汚してしまった洋服だったのです。

私は覚悟を決め、上司にこの事を伝えました。

仕方がないこととはいえすぐに処置をしなかったことや、日頃の商品管理の甘さを指摘され、上司から激怒されました。

総額13万円ほどの被害が発生しました。私は弁償することになり月々の分割払いで買い取ることになりました。 いま、思い返してもゾッとしますが、それを機に手に汚れがついていないか細心の注意をはらいながらお仕事をしています。

(30代・男性)
今回は、仕事でミスをしたエピソードについてまとめました。

文・MONEY TIMES編集部