重大事故の要因のひとつにスピード違反があります。50km/h以上のスピードオーバーなら違反点12で、初回でも90日間の免停ですが、先日、なんと135km/hのスピードオーバーで、会社員が検挙されました。ナンバーを外して走行していたということですが、どのように検挙にいたったのでしょうか?

Chapter
日本最高記録135km/hオーバー!
ダッジ チャレンジャーとは?
交通違反が暴行罪に!

日本最高記録135km/hオーバー!

最高時速235キロ!爆走したサラリーマン逮捕!過去最高速の検挙例
(画像=『CarMe』より引用)

2018年3月1日、警視庁は中央高速道上り車線を135kmオーバーで走行したとして、東京都世田谷区在住の会社員を逮捕しました。

逮捕容疑は2016年1月29日午前4時15分ごろ、東京都国立市の高速道路上り線を時速235kmで運転。スピード違反による検挙例としては過去最高速度とのことです。

車両は、フロントのナンバープレートが外されていたようですが、オービスに撮影された画像には、中指を立てる運転手が撮影されていたとのこと。

犯行に使用された車種はアメリカンマッスルカーとして日本国内でも人気の高い3代目ダッジ チャレンジャー。外装色はグリーン。この派手なスポーツカーは、少なくとも5回、オービスに撮影されていることが判明しており、警視庁は余罪と合わせて追求する方針です。

ダッジ チャレンジャーとは?

最高時速235キロ!爆走したサラリーマン逮捕!過去最高速の検挙例
(画像=『CarMe』より引用)

とんでもない事件に使用されてしまったダッジ チャレンジャーですが、犯行に使用されたチャレンジャーのグレードまでは不明です。ただしテールライトの形状から、2015年のマイナーチェンジ以前のモデルだと思われます。

しかしベースグレードで186kW(250hp)、トップモデルのSRT8(2011年〜)では、351kW(470hp)を発揮し最高速度は270㎞/hに達します。仮にSRT8であれば、235km/hまで到達するのは容易だったことでしょう。

ダッジ チャレンジャーは1970年に初代モデルが登場しました。ライバル車はフォード マスタングで、低価格でかっこいいポニーカーとして誕生しました。日本でいえばスペシャルティーカーです。初代モデルは大ヒットしますが、市場の縮小とともに1974年に生産終了。

1978年に登場した2代目は、三菱 ギャランΛ(ラムダ)の北米仕様で、初代モデルとはまるで関係ないモデルになります。初代と比べ小排気量低パワーのエンジンで、パフォーマンスの低下が顕著でした。1983年、後継のダッジ コンクエスト(三菱 スタリオンの北米仕様)の登場によりモデルライフを終えます。

2008年に復活した現行型3代目モデルから、アメリカンマッスルカーと呼ぶに相応しいハイパフォーマンスを手に入れます。現行の2018年モデルの頂点に立つエンジンは、6.4LスーパーチャージドV8で、最高出力527kW(707HP)、最大トルク881Nm(650lbf-ft)をそれぞれ発揮しています。