群れアユに同調させ追加
するとオトリの動きが変だ。急に下流に走ったり、上ったり……。どうやら群れアユが居るらしい。ダブルの蝶バリを即座に交換し、同調した頃合いを計って、シェイク&スパイラルを時折掛けると、またしてもラッキーヒット。今日はついている。
取り込んだ掛かりアユのサイズも24cmサイズとまずまずだ。そして、手早くオトリをチェンジ。群れに同調する元気のある内が勝負だ。
流心を上流に上って対岸へと走り2匹目が即ヒット。やはり吉と出た。
反応なくなり小休止
しかし、その後は待てど暮らせど反応なし。群れはどこへ行ったやら?さらに、上流から釣り人も釣り下ってきた。
日差しも強くなってきたフィールドは、頬を汗が伝う。水温上昇がやや気になってきた。引き船内の温度計は26℃。早速、下流に移動し沈めたオトリ缶に4匹を移して対岸で釣りをする釣友を対面に、ほっと溜息をつきながら河原で小休止を取ることにした。
![揖保川のアユトモ釣りで24cm頭に12匹 掛けバリ変更で良型を好捕](https://tsurinews.jp/data/wp-content/uploads/2022/10/738563294344ce8a39954aa6569df86d.jpg)
しばらく彼の釣りを見ていると「 よし!掛かった!」丁寧な根気ある釣りで、小ポイントで攻めた成果が出たようだ。何故か自分のことのように嬉しくなってしまいながら、無事に取り込んで対岸からグッドとサインを送ってくれる彼の表情はさわやかだ。
3本チラシで流心を攻め3連発
そろそろ私の帰宅時間が迫ってきた。私なりの今日のおさらいの釣りタイムとなる。チラシバリをセットして対岸の彼と向かい合ってサオを出してみると、元気オトリが流心に入るや否や、目印は一気に下流に走る。しっかりとためて水面を割った掛かりアユはタモにナイスイン。やはりガッチリ・フッキングしたチラシバリは、安心して取り込める。
その後も上手く循環した釣りが続き、3匹を追加し、今日の締めのおさらいの釣りとした。
![揖保川のアユトモ釣りで24cm頭に12匹 掛けバリ変更で良型を好捕](https://tsurinews.jp/data/wp-content/uploads/2022/10/dcd20852d72a63c44fa81a726bc2deb5.jpg)
釣友も良型に満足
午後2時、仲良し釣行の釣りが終了。釣友は、にこやかに微笑み、ちょっと緊張気味に今日イチのアユを持って見せてくれた。
釣り友って、本当にいいですね。競い合うことなく、助け合い、導き合い。この時、この瞬間を思いっ切りへだたりなく楽しめる。
もっともっと彼と一緒に釣りをしたかった。しかし、私にとっては釣り納め時。またの再会を楽しみにと、ひと足先に納竿とすることとなった。
![揖保川のアユトモ釣りで24cm頭に12匹 掛けバリ変更で良型を好捕](https://tsurinews.jp/data/wp-content/uploads/2022/10/deaa4bd82aa228c0269a09b892ce8f81.jpg)