仕事で「大きなミス」をしたことは誰にでもある経験だ。
今回はそんな仕事でミスをしたエピソードについてMONEY TIMES編集部が取材してみた。
医療費請求でミス
病院で毎月の医療費請求(ここではレセプトと言います)を、保険証の発行元にレセプトとして請求している仕事をしています。
自分の病棟だと1ヶ月患者1人が50〜70万円の請求をしています。このうち年齢にもよりますが1割から3割は患者負担となります。
私が勤めている病院は、厚生労働相が決めている救急医療の入院料の病棟で稼働している病棟があります。
入院日数にもよりますが、一番高い患者1人の入院料が110万円になる事もあるのです。自分が勤めている病棟は内科治療がメインなのですが、救急病棟から移動してきた患者も多くいます。
レセプトチェックの仕事の時期に、患者さんの保険証も付き合わせながらチェックしていました。
患者さんやその家族は、入院費を何とか安くしようと限度額認定証という病院窓口に提示すれば、一定の金額のみの支払いで済みます。
私が勤めている病院は、保険証や限度額認定証のコピーを取り、それぞれの担当者にコピーが回るようにしています。
レセプトチェックと保険証・限度額認定証も一緒にチェックしていた時にミスを見つけてしまったのです。